ハーマンインターナショナルは、テレビにつないでサウンドバーのようにも使える、木製の一体型オーディオ「L42ms」を2月下旬に発売する。価格は15万4,000円。
統合音楽再生ソフト「Roon」への対応を予定しており、Roonを2カ月無料で試せるクーポンも同梱する(詳細は後述)。

L42msは、モダンクラシック・デザインを採用したHDMI入力付きの一体型オーディオシステム「L75ms」(2022年発売/19万8,000円)の兄弟機という位置づけ。基本的な使い勝手は継承しつつ、本体サイズを617×234×162mm(幅×奥行き×高さ)まで小型化し、重さも8.5kgまで軽くなった(L75msは790×287×216mm/15.9kg)。

L75msとの違いはスピーカー構成や出力にもあり、L42msでは100mm径ウーファーと19mm径ツイーターを各2基組み合わせた2ウェイ4ユニット構成を採用。各ドライバーをDSPクロスオーバーとイコライザーによってそれぞれの帯域ごとに最適化し、合計200W(LF:75W×2/HF:25W×2)のアンプで駆動する(L75msは3ウェイ5ユニット構成、総合出力350W)。

プロダクトデザインはL75msと同様に、現行の高級スピーカー「JBL L-Classic」シリーズのモダンクラシックなデザインを踏襲。
ウォールナット天然木突板仕上げのキャビネットや、マグネット着脱式Quadrexフォームグリルなど、モダンな印象に仕上げた。

サウンド機能として、独自のサウンドフィールド・エキスパンダー技術を引き続き搭載し、ニアフィールドでのリスニングから部屋全体に広がるようなサウンドまで、好みに合わせて楽しめるとする。また、設置場所にあわせて低域の強弱を切り替え調整できるバス・コンター機能も備える。

無線LAN機能を備え、ChromecastやAirPlay 2、Spotify Connectをサポート。Roon Readyにも今後のアップデートで対応を予告している。このほか、Bluetooth 4.2にも準拠し、対応コーデックはSBCとAAC。


「JBL Premium Audio」アプリを使い、Amazon MusicやQobuz(コバズ、国内導入予定)などの音楽ファイルを再生できる。再生対応ファイルは、AAC/AIFF/ALAC/DSD/FLAC/MP3/MP4/MQA/OGG/WAV/WMAで、DSD音源についてはDSD 5.6MHzまで、PCM変換にて再生可能。

HDMI入力(ARC対応)を背面に備えており、テレビとHDMIケーブルでつないで映画やテレビ番組の音声(2ch PCM)を楽しめる。このほかの有線接続端子として、アナログRCA入力と3.5mm AUX入力、サブウーファー出力(RCA)、Ethernet端子を装備する。付属品はリモコン、ACケーブル、Wi-Fiアンテナなど。

○Roonトライアルキャンペーン

ハーマンインターナショナルでは、JBL L42msの発売を記念し、JBLブランドとARCAMブランドの“Roon Ready”対応機種を購入した人に、2カ月無料トライアルのクーポンコードをプレゼントするキャンペーンを実施。
下記の対象製品にクーポンを同梱する。なお、キャンペーンは予告なく終了する場合がある。
対象機種
JBL

L42ms
SA750
MP350
L75ms
4305P
4329P

ARCAM

SA30
ARCAM Solo Uno

Roonは、PCやNASに保存した音楽ファイルからQobuzなどの高音質な音楽配信サービスの楽曲まで、プラットフォームを超えてさまざまなデジタル音源をソフトウェア上で一元管理し、直感的にコントロールできる統合音楽再生ソフト。楽曲クレジットやアートワーク、歌詞などの追加情報も自動で補完される点が一般的なプレーヤーソフトとの違いとなる。