舞台『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争 THE STAGE』開幕前取材会が22日、都内で開催され、吉田仁人(M!LK)、武藤潤(原因は自分にある。)、川上千尋(NMB48)、鈴木紗理奈前川泰之が参加。
舞台初主演で初のアクションに挑戦した吉田は「全14公演、100パーセントを超える力でやっていきたいです」と意気込みを語った。

大人気ゲーム『FINAL FANTASY』シリーズ初のストレートプレイによる舞台化となる『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争 THE STAGE』。小国リオニスの王の子として生まれた双子の兄弟、モント(吉田)とシュテル(武藤)の運命を描く。

吉田は「初主演で初アクションと初めてだらけ」とすべてが良い経験になっていることを明かすと、「スタッフ、演者全員がとても仲良く1カ月半の稽古を行ってきました。登場人物たちが交差する物語は、きっと誰かに感情移入できると思います」と自信をのぞかせる。

自身が演じるモントについて吉田は「台本やゲームをプレイして、こういう人物なんだろうな」と予習をして臨んだものの「モントというのは、人との関わり合いによって成長していくキャラクターなので、実際に皆さんと対峙して役を作り上げていこう」というプランに切り替えたという。


一方、モントの双子の弟・シュテルを演じた武藤は自身との共通点について「僕は一人っ子で王子でもないので……」とつぶやく。すると2人の母であるヘレナ役の鈴木は「そりゃそうでしょ。私も王妃じゃないから」とツッコミを入れつつ、そんな武藤を「とにかく可愛い」と実際の息子のように溺愛してしまうという。

作品の大きな見どころは激しいアクションシーン。ホルン王国の王ロブの娘・マシュリーを演じる川上は「私は殺陣が大好き」と笑みを浮かべ、「でも剣が当たる瞬間の力の入れ加減がとても難しくて……」と苦戦しながらの稽古だったという。吉田も「セリフ以外はほぼアクション」と見せ場であることを強調し、「剣に気持ちを乗せた殺陣はとても楽しい」と、すでにアクションの虜になっている様子だ。


2月23日から3月3日までヒューリックホール東京にて全14公演が予定されている本舞台。吉田は「もともとゲームをプレイしている方は、再現度の高さを納得してもらえるクオリティになっています」と胸を張ると「まったくゲームを知らない人でもきっと共感していただけるキャラクターがいると思うので、物語の世界観に没入していただけます。全14公演、100パーセントを超える力でやっていきたいです」と力強く語っていた。