AKB48柏木由紀の卒業コンサートが16日、神奈川・横浜のぴあアリーナMMで開催された。

AKB48の最年長メンバーで、17年間在籍した柏木。
卒業コンサートには現役メンバー46人に加え、OGメンバー15人がサプライズ登場。宮澤佐江高城亜樹倉持明日香高橋みなみ横山由依指原莉乃峯岸みなみ小嶋陽菜、浦野一美、片山陽加、菊地あやか、田名部生来、仲川遥香、仲谷明香、平嶋夏海が駆け付け、ファンを喜ばせた。高城と倉持との3人組ユニットであるフレンチ・キスも復活。大歓声が沸き起こった。

アンコールでは、ピンクのドレスで登場。秋元康氏をはじめ、スタッフ、メンバー、ファンへの感謝の思いを伝え、「私は中学3年生のとき、AKB48のオーディションに合格してアイドルになるという夢を叶えた日から今日までの17年間、本当に毎日が夢のようで幸せな日々でした」と語った。


そして、「こうして大好きな今のAKBのメンバーに見送ってもらうことができて、本当に幸せな気持ちでいっぱいです」としみじみ。「私のことを応援してくださっている皆さんへ。どんなときも味方でいてくれて、理解してくれるみんながいてくれたからこそ ここまで楽しく頑張ってこれました。なかなか思うように恩返しができなかった17年だったかなと思ったりもするけど、最後にシングルの単独センターという形で少しはみんなも報われたかななんて。恩返しができたかなと思います」とファンに感謝した。

また、「どの時代もそのときのAKBが一番だと思ってやってきたし、今のAKB48が最強で最高だと心の底から思っています」と力強く語った柏木。
「改めて17年間という長い時間、AKBのメンバーでいられたこと本当に幸せです。私にとってAKB48は人生そのものです。17年間本当に本当にありがとうございました」と述べ、頭を下げると温かい拍手が起こった。

スピーチ後、卒業ソング「最後の最後まで」を歌唱。感極まる場面もあった。続けて初代チームBメンバーとともに「初日」「約束よ」、さらに卒業メンバーが集結し、「桜の花びらたち」を披露した。
最後は現役メンバーと「遠距離ポスター」で締めくくり、「ありがとう」と感謝の言葉を繰り返した柏木。さらに、「私は世界で一番幸せ者です」 などと話していた。

柏木由紀は1991年7月15日生まれ、鹿児島県鹿児島市出身。2006年、「第三期AKB48追加メンバーオーディション」に合格。翌年、AKB48劇場でのチームB 1st Stage「青春ガールズ」初日公演において、初代チームBの一員として公演デビューした。