●初エッセイで気づき「悩むことが好きなのかもしれない」
今月9日放送の『モヤモヤさまぁ~ず2』で結婚を発表したテレビ東京の田中瞳アナウンサーが、本日20日にフォト&エッセイ『瞳のまにまに』(講談社)を発売。同書で心の内をつづった田中アナにインタビューし、エッセイ執筆を通して感じた思いを聞くとともに、選挙特番で話題となったプロフィールについて話を聞いた。
バラエティ番組『モヤモヤさまぁ~ず2』のアシスタントや経済ニュース番組『WBS(ワールドビジネスサテライト)』のフィールドキャスターとして活躍している田中アナ。初エッセイとなる『瞳のまにまに』は、5年間のアナウンサー生活で出会ったヒト、コト、モノにまつわる書き下ろしエッセイを20篇近く収録し、知られざる素顔が盛りだくさんの一冊に。『モヤさま』で5年以上共演するお笑いコンビ・さまぁ~ずとの鼎談など、田中をよく知る人物との対談企画も収録されている。
――『瞳のまにまに』の制作において特にこだわったことを教えてください。
一生に一度と思って書いたので、自分に嘘をつかず、28歳の自分の素直な感情や、これまでどういう人生を歩んできたかというのをそのまま書くというのを自分の中でルールにしていました。書いたけれど、次の日に読んだら、仕事スイッチオンの自分になってしまっていると思ったら、書き直してまっさらにしたり、ありのままに書くようにしました。
――「一生に一度」ですか?
どうなるかわからないですよね(笑)。でもとりあえずその気持ちで取り組みました。
――執筆作業はいかがでしたか?
楽しかったです。こんなに大変なんだとも思いましたが、終わってみるとちょっと寂しくて、こういう作業が好きなんだなと思いました。
――テレビで話すのと今回のように書くのは全然違う感覚ですか?
テレビに出て話す仕事ですが、意外と局のアナウンサーは自分の思いや考えを話す機会はほとんどないんです。なので、アナウンサーになった自分がどういうスタイルで生活して、何を思って仕事をしているのか、そういうことを文字に起こすのは本当に初めての経験でした。
――今回のエッセイでご自身と向き合ってみて、何か気づきがありましたら教えてください。
これを読むと、見る人によっては「この人めちゃくちゃ悩んでいて、めちゃくちゃ暗い人なんじゃないか」と感じるのかなと思いますが、私は別に毎日楽しく生きているので、悩むことが好きなのかもしれないと思いました。「深く考えすぎだよ」と言われたらそれまでなんですけど、自分の中だけで物事を深く考えるのが好きなのかもしれません。
――人に相談するよりも1人で考えることが多いですか?
そうですね。あまり人に話さず、自分の中だけで考えるほうが多い気がします。
あれで病んでいる人と思われて、「心配」「メンタル大丈夫か」みたいに書かれました。病んでいる、悩んでいる、ストレスを抱えていると思われがちですが、私は本当に毎日楽しく仕事と向き合っているし、プライベートも充実しているし、健やかに生きています。
――「iPhoneはダムに水没」については、本当にダムにiPhoneを落とされたんですよね?
2年ぐらい前の話ですが、手帳型のケースに入れていたので、いろんなカードも入っていて、社員証も沈んでいます。岩みたいなところに座っていて、立ち上がった時にするっと滑り落ちて。あのプロフィールは、アンケートに答えて、それをもとにスタッフが作ったんですけど、「人生で最大のハプニングは何ですか?」ということで書きました。
――スタッフさんのユーモアもあってあのような面白いプロフィールに。
いろんな人からLINEが来ました。心配してくださる声もありましたが、私は元気なので安心してください(笑)
■田中瞳
1996年9月16日生まれ、東京都出身。テレビ東京アナウンサー。2019年、成城大学を卒業後、テレビ東京入社。現在の担当番組は、『WBS』(月・火・金曜)、『モヤモヤさまぁ~ず2』など。
今月9日放送の『モヤモヤさまぁ~ず2』で結婚を発表したテレビ東京の田中瞳アナウンサーが、本日20日にフォト&エッセイ『瞳のまにまに』(講談社)を発売。同書で心の内をつづった田中アナにインタビューし、エッセイ執筆を通して感じた思いを聞くとともに、選挙特番で話題となったプロフィールについて話を聞いた。
バラエティ番組『モヤモヤさまぁ~ず2』のアシスタントや経済ニュース番組『WBS(ワールドビジネスサテライト)』のフィールドキャスターとして活躍している田中アナ。初エッセイとなる『瞳のまにまに』は、5年間のアナウンサー生活で出会ったヒト、コト、モノにまつわる書き下ろしエッセイを20篇近く収録し、知られざる素顔が盛りだくさんの一冊に。『モヤさま』で5年以上共演するお笑いコンビ・さまぁ~ずとの鼎談など、田中をよく知る人物との対談企画も収録されている。
――『瞳のまにまに』の制作において特にこだわったことを教えてください。
一生に一度と思って書いたので、自分に嘘をつかず、28歳の自分の素直な感情や、これまでどういう人生を歩んできたかというのをそのまま書くというのを自分の中でルールにしていました。書いたけれど、次の日に読んだら、仕事スイッチオンの自分になってしまっていると思ったら、書き直してまっさらにしたり、ありのままに書くようにしました。
――「一生に一度」ですか?
どうなるかわからないですよね(笑)。でもとりあえずその気持ちで取り組みました。
――執筆作業はいかがでしたか?
楽しかったです。こんなに大変なんだとも思いましたが、終わってみるとちょっと寂しくて、こういう作業が好きなんだなと思いました。
――テレビで話すのと今回のように書くのは全然違う感覚ですか?
テレビに出て話す仕事ですが、意外と局のアナウンサーは自分の思いや考えを話す機会はほとんどないんです。なので、アナウンサーになった自分がどういうスタイルで生活して、何を思って仕事をしているのか、そういうことを文字に起こすのは本当に初めての経験でした。
――今回のエッセイでご自身と向き合ってみて、何か気づきがありましたら教えてください。
これを読むと、見る人によっては「この人めちゃくちゃ悩んでいて、めちゃくちゃ暗い人なんじゃないか」と感じるのかなと思いますが、私は別に毎日楽しく生きているので、悩むことが好きなのかもしれないと思いました。「深く考えすぎだよ」と言われたらそれまでなんですけど、自分の中だけで物事を深く考えるのが好きなのかもしれません。
――人に相談するよりも1人で考えることが多いですか?
そうですね。あまり人に話さず、自分の中だけで考えるほうが多い気がします。
病んでいると思われがちだが「健やかに生きています」
――悩むことが好きとのことですが、先月の選挙特番で紹介された「テレ東の『アクビちゃん』 休日は日本酒におぼれ iPhoneはダムに水没」という田中アナのプロフィールが、「闇深すぎ」「爆笑」などと話題になりましたね。あれで病んでいる人と思われて、「心配」「メンタル大丈夫か」みたいに書かれました。病んでいる、悩んでいる、ストレスを抱えていると思われがちですが、私は本当に毎日楽しく仕事と向き合っているし、プライベートも充実しているし、健やかに生きています。
――「iPhoneはダムに水没」については、本当にダムにiPhoneを落とされたんですよね?
2年ぐらい前の話ですが、手帳型のケースに入れていたので、いろんなカードも入っていて、社員証も沈んでいます。岩みたいなところに座っていて、立ち上がった時にするっと滑り落ちて。あのプロフィールは、アンケートに答えて、それをもとにスタッフが作ったんですけど、「人生で最大のハプニングは何ですか?」ということで書きました。
――スタッフさんのユーモアもあってあのような面白いプロフィールに。
いろんな人からLINEが来ました。心配してくださる声もありましたが、私は元気なので安心してください(笑)
■田中瞳
1996年9月16日生まれ、東京都出身。テレビ東京アナウンサー。2019年、成城大学を卒業後、テレビ東京入社。現在の担当番組は、『WBS』(月・火・金曜)、『モヤモヤさまぁ~ず2』など。
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