セブン‐イレブン・ジャパンは「猫の日」にちなんだキャンペーン「にゃんこ発見! 」を2月14日より開始している。可愛らしい猫のフォルムを模した商品、あるいは肉球をモチーフにした商品など、全23種類のラインナップを揃えた。
都内では18日、担当者がキャンペーンの狙いについてあらためて紹介している。

○昨年を上回る豊富な商品ラインナップ

毎年、この時期に開催している「猫の日」関連のキャンペーン。今年は昨年を上回る豊富な商品ラインナップで展開する。

「肉球ティにゃミス」(299円)は2月16日から順次発売。ぷにぷにとした猫の肉球をイメージしたティラミスホイップクリームを天面にしぼったティラミスで、じゅわっとコーヒーの風味が広がるココアスポンジが特徴となっている。

「肉球のおだんご きにゃこムース&黒糖ゼリー」(324円)は2月16日から順次発売。大福とお団子を乗せて肉球を表現したスイーツで、三温糖を使用したコクのあるきなこムースは黒糖ゼリーとの相性が抜群に良い。

「とろ~りにゃたらし」(213円)は2月16日から順次発売。猫の肉球をイメージしたお団子に、さっぱりとした甘じょっぱいみたらしタレをたっぷりかけた仕立てとなっている。

「肉球みたいなミルククリームパン」(194円)は2月18日から順次発売。猫の肉球をイメージし、1つひとつ生地の形を整えたミルククリームパン。練乳の甘さとコクのあるクリームをサンドしている。


「ねこのしっぽみたいなパン キャラメルホイップ」(181円)は2月18日から順次発売。猫のしっぽをイメージして上生地をシマシマ模様に絞って焼き上げた。中にはキャラメルホイップクリームをサンドしている。

「CACAOCATひとくちミルクチョコレートアイス」(278円)は2月18日から順次発売。MADE IN北海道のチョコレートブランド「CACAOCAT」監修のミルクチョコレートアイスで、北海道産生クリームと口どけなめらかなミルクチョコを使用している。

このほか、猫の顔型をモチーフに仕上げたチキンナゲット「サクにゃげ(うま塩)/(チーズ味)」(259円、2月14日から順次発売)、猫のイラスト入りパッケージが可愛い「森永 にゃんダース きにゃこ味」(239円、2月11日から順次発売)などを用意している。

○ネコノミクスが拡大中

セブン‐イレブン・ジャパン 商品本部の飯野氏が、企画の狙いについて説明した。消費者の日常に「美味しさ」「楽しさ・ワクワク」を提供する同社では、秋の味覚祭、クリスマス、おせち、いちごの日など、季節のイベントごとに趣向を凝らしたキャンペーンを打っている。2月22日といえば「猫の日」。いまや家庭で猫を飼う人の割合は犬を越えており、愛猫家の増加、猫のキャラクターの多様化などによって、年々、マーケットは拡大していると飯野氏。

すでに約2.9兆円規模とも言われている"ネコノミクス"の市場背景を捉え、セブン‐イレブン・ジャパンでも、猫の日に向けたかわいい商品を揃えた。飯野氏は「肉球、しっぽなど猫のかわいいパーツをモチーフにした、和菓子、洋菓子、アイスクリーム、菓子パン、揚げ物などの商品を用意しました」とアピールする。


続いてセブン‐イレブン・ジャパン 商品本部の前田氏が、商品の詳細について説明。たとえば「肉球ティにゃミス」は価格が299円でニクキュウになっていること、また「肉球のおだんご きにゃこムース&黒糖ゼリー」はもちとろ食感の大福とお団子でニクキュウの柔らかさを表現していること、などを伝えたうえで「セブン‐イレブンでも、猫の日をしっかりと盛り上げていければと思っています」とまとめた。
○新商品のお味は?

このあと、インフルエンサーとして若者に人気の「なえなの」さんが登壇。「将来、白い毛なみの大きな猫を飼うのが夢です。ちょっとぽっちゃりとした感じの猫ちゃんで、名前は『どすこい』にしたい」と明かす。

壇上で、新商品の「肉球のおだんご きにゃこムース&黒糖ゼリー」を手にすると「名前も見た目もかわいいですね」と笑顔に。そして実際に口にすると「うみゃい! あみゃい! 中のクリームが大好きな味でした」と猫語で美味しさを伝えた。
○なぜ、にゃんこ発見?

最後に質疑応答の時間がもうけられ、メディアの質問に飯野氏、前田氏が回答した。

競合他社のファミリーマートでも、猫の日にちなんだ商品を展開している。そのことについて聞かれた飯野氏は、他社の商品については認識していると話した上で「猫の日に、お客様がワクワクした気持ちで楽しんでほしい、という思いが一番大事なところです。猫の日のマーケットを、みんなで盛り上げていけたら良いと思います」と回答した。

今回のキャンペーンは、なぜ「にゃんこ発見! 」というキーワードなのか。
それについて聞かれると、前田氏は「これは個人的な話にもなりますが、街なかで猫を発見するだけで嬉しい気持ちになります。その楽しさ、ワクワク感をセブン‐イレブンを訪れた皆さんにも店内で味わってもらえたら、という思いを込めました」と説明した。

近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。日本各地、遠方の取材も大好き。趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら
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