ソニーは5月12日、ミニLEDバックライト搭載4K液晶テレビ「BRAVIA 5」シリーズ4機種を発表した。最上位の「K-98XR50」は6月28日に、これ以外の3機種は6月7日に発売する。
価格はオープン。
○98V型の大画面が加わった「BRAVIA 5」シリーズ
今回発表された「BRAVIA 5」シリーズのラインナップと店頭予想価格は以下の通り。
98V型「K-98XR50」1,100,000円前後
75V型「K-75XR50」429,000円前後
65V型「K-65XR50」330,000円前後
55V型「K-55XR50」253,000円前後
4Kモデルや大画面モデルの需要が高まっているテレビ販売市況を受け、2025年のBRAVIA(ブラビア)新製品では、ミニLEDバックライト搭載で最大98V型となる大画面を中心とした4Kモデル「BRAVIA 5」シリーズが投入された。
プロセッサー「XR」と同社のLEDバックライト制御技術「XR バックライトマスタードライブ」を搭載し、高いコントラストの映像表現を実現。映像を映画館のような迫力で堪能できる独自のコンテンツサービス「SONY PICTURES CORE」(ソニー・ピクチャーズ コア)、制作者の意図を踏まえた絵作りをする「スタジオ画質モード」も備えている。
音質面では、独自の音響技術「アコースティック マルチ オーディオ」を採用し、画面上部左右にサウンドポジショニングツイーターを配置して音の定位感を向上。フルレンジ×2、ツイーター×2の各スピーカーを別々のアンプで制御し、リアルな映像体験を提供するとする。Dolby Atmosにも対応した。
システムにGoogle TVを採用し、各種映像配信サービスにも対応。AIで人間の声を認識し、声の音量を調整できる「ボイスズーム3」、ブラビアとスマートフォンを同じWi-Fiネットワークに接続してスマートフォン側のコンテンツをキャストできる連携機能(Google CastとApple AirPlay2に対応)、OK Googleの声掛けで電源オンオフや音量などをハンズフリー操作できる機能などが利用できる。
いずれもパネル解像度は3,840×2,160ドット、HDR機能はHDR10/HLG/Dolby Visionをサポート。地上・BS・110度CSデジタルチューナーを3基、BS4K・110度CS4Kチューナーを3基内蔵する。
5月12日からソニーストアの各店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)で新商品体験会を開催。ソニーストア銀座ではシアタールームを使った98V型の特別視聴体験会も行う。
○立体音響を手軽に楽しめるサウンドバー
ソニーは合わせて、別体型サブウーファーで迫力ある重低音を実現する3.1.2 chサウンドバー「BRAVIA Theatre Bar 6」と、対応サウンドバーなどと組み合わせて低音を強化するサブウーファー「BRAVIA Theatre Sub 7」、臨場感を高めるリアスピーカー「BRAVIA Theatre Rear 8」を発表した。5月31日から順次発売する。
BRAVIA Theatre Bar 6「HT-B600」 61,000円前後
BRAVIA Theatre Sub 7「SA-SW7」 37,000円前後
BRAVIA Theatre Rear 8「SA-RS8」 61,000円前後
BRAVIA Theatre Bar 6は100W出力のサブウーファーが付属したサウンドバーで、独自のバーチャルサラウンド技術に加え、本体の両端に上向きのイネーブルドスピーカーを搭載し、視聴者の頭上から音が聞こえる立体的な音場を生成する。Dolby AtmosやDTS:Xに対応し、リアルな音響空間が楽しめるとする。
BRAVIA Theatre Sub 7は130mmドライバーを内蔵し100Wの重低音を実現したバスレフ型サブウーファー。またBRAVIA Theatre Rear 8はツイーターとウーファーを組み合わせた2WAYスピーカーをド独立アンプで駆動させることで明瞭感あるサウンドを再生できる。この2製品はスピーカーケーブルが不要なワイヤレス接続モデルで、対応のサウンドバーやホームシアターシステムとつなぎ初回のセットアップが完了した後は、本体の電源と連動して自動で接続される。
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