トレジャープロモートが運営する「株の学校ドットコム」は5月14日、株式投資の学習に関する調査結果を発表した。調査は2025年4月26日、全国の株式投資に取り組む個人投資家800名を対象にインターネットで行われた。

○個人投資家の半分は「勉強している」

株式投資について学ぶために利用しているものについて訊ねたところ、半数近い383人(47.9%)が、新聞・書籍のほかセミナーやスクールといった有料の情報・サービスを利用したことがあると回答した。無料の情報やサービスのみで学習していると回答した人は225人(28.1%)で、お金を使ってしっかり勉強しようとしている人のほうが1.7倍ほど多いことがわかった。

その一方で、有料・無料にかかわらず「株を学ぶために利用したことがあるものはない」と答えた人も、192人(24.0%)いた。個人投資家のおよそ4分の1にあたる人は、特に学習することなく株式投資に取り組んでいるということになる。

○依然高い支持を集める新聞・書籍・雑誌

有料の情報・サービスを利用したことがあると回答した383人によると、購入したことがあるもので最も多かったのは「日本経済新聞」で、半数を超える54.8%(210人)が株式投資について学ぶために日経新聞を読んだことがあると回答した。

書籍は43.7%(168人)、株雑誌が40.7%(156人)で、やはり文字情報を通して学習している人が多いようだ。それに対して、単発開催のセミナーに参加したことがある人は3割(115人)いたが、継続受講するスクールの利用経験者は8.6%(33人)と少数で、勉強会やYouTubeのメンバーシップなどもさほど多くはなかった。
○使ったお金は10万円未満が過半数

有料の情報・サービスを活用して株式投資について学んでいる人は、どれくらいの金額を使っているのか。383人に訊ねたところ「10万円未満」と回答した人が圧倒的に多く、55.6%(213人)にのぼった。8人に1人は50万円以上使っており、100万円以上のお金を使っている人も2.1%(8人)いた。
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