暦の上では初夏。季節はすでに夏への扉を開き始めた。
嗚呼、無性にカレーが恋しくなってきた。
……えっ? だって、夏といえばカレーでしょ? きっと身体が本能的に、スパイスで発汗して体温を下げたがってるのでしょう。ええ。
ということで、今回はファミリーマートで買える最新の絶品カレーをご紹介! 最新の人気ランキングを参考に、上位のカレーを食べ比べてみたゾ~!
「チャナマサラカレー」「マッサマンカレー」が新登場! その実力は?
今回、ファミマのプライベートブランド「ファミマル」から新たに登場したカレーがこちらの2種類。「2種のひよこ豆とトマトの旨味チャナマサラカレー」「ココナッツの風味豊かなマッサマンカレー」だ。
実はこの度、ファミリーマートのカレー通社員37名が選ぶ、おすすめの「ファミマルカレー商品ランキング」が発表されたのだが、それぞれ発売されて間もないというのに、マッサマンカレーは3位、チャナマサラカレーは5位にいきなりランクインするという快挙を達成。これは期待が高まる!
ということで、さっそく食べ比べてまいりましょう。
「2種のひよこ豆とトマトの旨味チャナマサラカレー」
まずは「2種のひよこ豆とトマトの旨味チャナマサラカレー」(358円)。ひよこ豆を主食材とした、北インド発祥の伝統的なスパイシーカレーだそうだ。ファミマルの場合は2種のひよこ豆を使用し、13種類ものスパイスを組み合わせているという。
完成形がこちら。湯煎ですぐに出来上がった! やっぱりレトルトって簡単でいいよね~。
おおっと、さっそくスパイシーな香りがブワ~っと鼻腔をくすぐってくるではないか。たまらん。さっそくいただきましょう!
おお~…………!! これは……スゴい!!!! ガチで本格的だ!!!! ウッッッッッッマ!!!!
重層的で複雑な香辛料の香りとトマトの酸味が絶妙なバランスで融合。唾液腺がめちゃくちゃ喜んでやがる……!! 13種のスパイスが織りなす奥行きのある香りに、ほくほく食感の2種のひよこ豆。トマトのフレッシュな甘酸っぱさが味全体を引き締めている。いや、もはやレトルトとは思えない完成度の高さなんですけど……。
北インドのみなさんに届けたい。感謝とともに、「日本のカレー技術もここまで来ましたよ」と報告したい。それくらい、心が弾む味わいである。ってか、これで5位!? 5位でも十分スゴいけど、3位以内に入ってもおかしくないと思えるレベルである。
「ココナッツの風味豊かなマッサマンカレー」
続いては「ココナッツの風味豊かなマッサマンカレー」(358円)。ココナッツミルクとスパイスで煮込んだ、タイ南部発祥のカレーとのことである。
いや~、これもめちゃくちゃウマそうだな……。スパイスとココナッツの香りが食欲を刺激してくる。ちなみに、ファミマ社員たちが選ぶ「ファミマルカレー商品ランキング」では3位に食い込んでいる。
ちなみに、具材も惜しげなくゴロゴロと入ってる!これは食べ応えありそうだ。実際に食べてみると……
ウーーーーーー…………マッッッッッッッ!!!!! めちゃくちゃ本格的!!!! めちゃくちゃオリエンタルな味わい!
口に入れた瞬間にココナッツの濃厚なコクと甘みが広がり、その後からレモングラスの清涼感やスパイスの刺激がふんわりと追いかけてくる。ファーストインプレッションはマイルドだけど、あとからジワジワとスパイスの辛味も効いてくる。この味の移ろいが心地よく、ヤミツキになる……!! ピーナッツの食感も楽しいアクセント。鶏肉やじゃがいもなどの具材も存在感抜群で、お得感すら感じるほどだ。
これは確かに、ベスト3に入るだけのウマさなのだろう。ウマすぎ。これはマジで今すぐみなさんにも食べてみてほしい。バターチキンカレー好きな人は絶対にイケるはず!
「ファミマルカレー商品ランキング」の1位も食べてみた!
社員たちが選んだ「ファミマルカレー商品ランキング」では、「焙煎香辛料の香りきわだつ スパイシーキーマカレー」が1位に、そして「焙煎香辛料の香り立つ キーマカレー」が同率3位に選ばれた。
ちなみに、2位は「最高級フォンドヴォー使用 極うまビーフカレー」(435円)。こちらはレトルトではなく、チルド商品だったため、今回の食べ比べからは除外させていただいた。
「焙煎香辛料の香り立つ キーマカレー」
新商品「マッサマンカレー」と同率3位に輝いた「焙煎香辛料の香りきわだつ スパイシーキーマカレー」(198円)。実際に食べてみると、やっぱりその完成度の高さにビックリ! 焙煎香辛料とカルダモンシードがポイントだそうだが、かなりスパイシーでハッキリした香辛料の風味と辛味、そしてそれを際立たせるようなコクや甘みも強烈で、かなり力強い味わいという印象だ。いわゆる味が濃い目のカレーともいえるので、ご飯がものすごいスピードで消えていく。同率3位、大いに納得!
「焙煎香辛料の香りきわだつ スパイシーキーマカレー」
ラストは栄えあるランキングの覇者となった「焙煎香辛料の香りきわだつ スパイシーキーマカレー」(358円)。先ほどの「キーマカレー」に"スパイシー"の装飾語がついただけだが、何が違うのだろう。
と思って食べてみると……もう全然違う! 一口食べた瞬間、カルダモンの華やかな香りが鼻に抜け、口にするたびにリズムよく香りが広がる。これがレトルトか……信じられん。焙煎香辛料の深みと合い挽き肉の旨みが重なり、「これぞ本場のスパイスカレー」と膝を打ちたくなるようなクオリティだ。
食べ比べてわかったが、こちらの「スパイシーキーマカレー」はガチンコの本場仕様。で、先ほどの「キーマカレー」は言わば日本人の下に合わせて作られたアレンジバージョン、といった棲み分けになっている印象だ。
どちらもウマいが、これを1位に選んだファミマ社員さんたちの審美眼は確かに信頼に値する。という説得力のある仕上がりである。あ~、ウマい!!!!!!!!!
ということで、新商品も含め上位5位にランクインしたレトルトカレーを食べ比べてみた。いや~、どれも最高に美味しかったな~。いずれも300円前後で食べられるという衝撃的なコスパにも脱帽。この夏、ヘビロテ決定!
猿川佑 さるかわゆう この著者の記事一覧はこちら
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