ガーミンジャパンは5月16日、レースランナーやトライアスリートなど、本格的なトレーニングを必要とするユーザーに向けたGPSウォッチ「Forerunner 970」および「Forerunner 570」を発表した。6月5日に発売する。
価格はForerunner 970が121,800円、 Forerunner 570が89,800円。
Forerunner 970とForerunner 570は、プロランナーやランニング上級者向けのGPSウォッチ。新たにAMOLEDディスプレイの輝度が高くなり、強い日差しの下でも視認性がアップした。スピーカーとマイクも内蔵し、音声アシスタント機能の活用で、走行中の音声操作が可能となったほか、通話への応答も行える。また夜間のランニングや暗い場所を照らすときに役立つLEDフラッシュライトを、シリーズで初めて搭載した。
機能面では、ランニングとサイクリングに加え、トライアスロン専門のトレーニングコーチを新搭載。目標タイムを入力すると総合的なトレーニングプランを提案する。また、従来は起床時にその日のコンディションやトレーニング情報を表示する「モーニングレポート」のみ搭載していたが、新たに日中のヘルスケアやトレーニングデータをもとに、夜に必要な睡眠時間や明日のトレーニングプランを提案する「イブニングレポート」も表示されるようになった。
Forerunner 970ではより高度なトレーニング機能を搭載。走行距離を入力すると、地図上でスタート地点まで戻るルートを提案する「ダイナミックラウンドトリップ」、平坦な地面を1km走った際の負荷量を基準に、どれだけの衝撃に身体が耐えられるかを示す「ランニング耐久値」といった機能を用意する。なお、Forerunner 970では国土地理院承認の日本詳細地形図を基にしたフルカラーマップを内蔵する。
Forerunner 970ではこのほか、長期的にランニング効率をモニタリングする「ランニングエコノミー」や、足が地面に着地してから再び離れる際に生じるブレーキを測定する「ステップスピードロス」を、別売のHRM 600との組み合わせで利用可能。
レースに向けトレーニングの進捗やアドバイスなどを表示する「レースウィジェット」やランニングを分析する「リアルタイムスタミナ」「ランニングパワー」「パフォーマンスコンディション」 といった従来機能も引き継ぐ。
衛星測位はGPS/GLONASS/GALILEO/BeiDou/みちびき(補完信号)をサポート。2周波数帯を受信するGNSSマルチバンドテクノロジーを搭載し、高精度な位置測定が行える。Forerunner 970のバッテリ―駆動時間はGPSモードで約26時間、スマートウォッチモードで約15日間。Forerunner 570のバッテリ―駆動時間はGPSモードで約18時間、スマートウォッチモードで約11日間。
ヘルスモニタリング機能は、第5世代光学式心拍センサーによる心拍数、呼吸数、歩数、消費カロリー、血中酸素トラッキングなどの計測のほか、睡眠中の心拍数の変動をモニタリングするHRVステータス、睡眠の質を測る睡眠スコア、ストレススコア、独自のBody Batteryなどを搭載する。Forerunner 970では、不整脈の兆候を検出する心電図(ECG)アプリにも対応する。
ランニング以外のアクティビティでは、トラックラン、トライアスロンなど競技種目のほか、筋トレ、ヨガ、水泳、ゴルフなど100種類以上のスポーツに対応。音楽再生機能やによるタッチ決済(Garmin Pay)といった日常生活向け機能も備えている。
カラーは、Forerunner 970が次の3色。
Black(ブラック)
White/Amp Yellow(ホワイト/アンプイエロー)
French Grey/Indigo(フレンチグレイ/インディゴ)
Forerunner 570 47mmが次の3色。
Black(ブラック)
White/Amp Yellow(ホワイト/アンプイエロー)
Purple(パープル)
Forerunner 570 42mmが次の3色。
Black(ブラック)
White/Cloud(ホワイト/クラウド)
Raspberry/Mango(ラズベリー/マンゴー)
防水性能は5ATM(50m防水)、接続機能はANT+、Bluetooth、Wi-Fi。本体サイズはForerunner 970とForerunner 570 47mmが47×47×12.9mm、Forerunner 570 42mmが42.4×42.4×12.9mm。重さは順に56g、50g、42g。搭載センサーは第5世代光学式心拍センサー、電子コンパス、気圧高度計、加速度計など。
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