フェンダー ミュージカル インストゥルメンツ コーポレーション(以下、フェンダー)は、レコーディング、ジャムセッション、音楽制作のためのアプリ「Fender Studio」の提供を開始した。iOS/Android/macOS/Windows/Linux対応で、ダウンロードは無料。
同時にオーディオインターフェース「Fender Link I/O」が発売となっている。こちらの市場想定売価は、16,500円。
「Fender Studio」は、アイデアが湧いた瞬間、場所を問わず音楽を記録・制作できるiOS/Android/macOS/Windows/Linux対応の無料アプリ。「Fender Play」、「Fender Tone」、「Fender Tune」を含む既存のデジタルアプリカタログを拡充し、ミュージシャンが学び、練習し、演奏し、録音をサポートする総合プラットフォームという位置付け。
複雑な設定なしで簡単に始められ、アイデアが浮かんだ瞬間に、すぐにレコーディングが行え、レコーディングの音質調整や、コンプレッサー、EQ、リバーブ、ディレイ、ディチューナー、トランスフォーマー、リングモジュレーター、ボコーダーなどのエフェクトを搭載しているので、ミキシングが可能なほか、録音されたトラックのカット/コピー/ペーストの編集作業も簡単に行える。
また、Fender MustangギターアンプとRumbleベースアンプに搭載されているサウンドや機能を受け継ぎ、本物のサウンドでレコーディングとセッションを楽しめる。‘65 Twin Reverbギターアンプ、Rumble 800 v.3ベースアンプ、5種のエフェクター、内蔵チューナーを搭載しているが、Fender Connectアカウントを登録すると、追加でそれぞれ6種類のアンプとエフェクターを無料で使用できるようになる。ゼロからのプリセット制作はもちろん、付属のプリセットを使用して自分だけのトーン設計も行える。
さらに、ポップバラードからメタルまで、ジャンルを問わず楽しめる全20曲のプロ品質のジャムトラックを収録。各トラックはマルチトラック構成で、ボリューム調整、ミュート、ソロ、トランスポーズ、テンポチェンジなどの変更が自由に行える。
「Fender Link I/O」は、24bit/96kHzに対応したポケットサイズのオーディオインターフェース。低レイテンシーレコーディングを謳っており、「Fender Studio」との組み合わせにより、モバイル/デスクトップ問わず、最もスムーズにギターの録音が行えるという。
本体に1/4インチ入力ジャック、1/8インチヘッドホンジャックを搭載。Windows PC(Windows 10以降)、Mac(OS X 10.9以降)、Android 5以降に対応したデバイス、最新のiPhone/iPadに対応し、接続はUSB-Cで行う。
「Fender Link I/O」の発売と「Fender Studio」の提供開始に合わせ、Fender公式YouTubeチャンネルでは、ナッシュビルを拠点とするギタリスト兼クリエイターのDre DiMuraと、ギタリスト、ギター講師、作曲家として活躍するAlyssa Dayをフィーチャーした紹介動画が公開されている。
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