Instagramは、写真の新たなアスペクト比として3:4のサポートを開始した。 これにより、多くのスマートフォンカメラで標準となっている縦長3:4の写真を、撮影したままの形で表示できるようになる。


これまでInstagramでは、縦長の写真を投稿する際には4:5のアスペクト比が最大であり、それよりも縦に長い3:4のような写真は、自動的に上下がトリミングされていた。今回のアップデートにより、3:4の写真がそのままの構図で表示されるため、ユーザーは意図した通りの表現を、より忠実にフォロワーに届けられるようになる。

Instagramの責任者アダム・モッセーリ氏は、自身のThreadsで「ほとんどのスマホカメラが3:4で撮影されるように設定されており、今後はそのままの形で表示できる」と述べている。

2010年にInstagramがサービスを開始した当初は、正方形(アスペクト比1:1)の写真のみをサポートし、モバイルで扱いやすいフォーマットが人気を集め、それがInstgram躍進の要因の1つとなった。その後、スマートフォンがコンパクトデジタルカメラの代わりとして利用されるようになると、2015年には従来の正方形に加え、4:5のアスペクト比への対応も開始した。

近年、スマートフォンでの撮影のしやすさや短尺動画の普及により、縦長コンテンツの共有が増加している。これに合わせ、SNSプラットフォームも縦長コンテンツへの最適化を進めている。今回のInstagramの3:4表示対応は、今年1月にプロフィール画面のグリッド表示を正方形から長方形に変更した動きに続くものである。
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