よく人からは「ありえない」と驚かれますが、実は人生で一度も「月見バーガー」というものを食べたことがありませんでした。それがなぜか今年突如ケンタッキー、モスバーガーと続けて2つも「月見バーガー」を取材で食べる機会がありました。
しかし少し心残りだったのが「月見バーガーといえばマクドナルドも外せないよな」ということ。そこで満を持して発売日の9月3日に「あの毎年話題になるマクドナルドの月見バーガー」を食べてみることにしました。

○17時以降限定「トリプルビーフのとろ旨すき焼き月見」を実食

人生初、記念すべき「マックの月見バーガー」デビューです。1991年に誕生して以降、毎年この時期になると多くの人が「待っていた」「絶対に食べる」と話題にするほどのものですから、それだけのおいしさがあるのでしょう。

正直筆者は「ハンバーガーにたまごを挟んだだけでは」とあまり興味がなかったのですが、せっかく初めて食べるならと17時以降限定の「トリプルビーフのとろ旨すき焼き月見」に挑戦することにしました。

「トリプルビーフのとろ旨すき焼き月見」は「とろ旨すき焼き月見」のビーフパティが3枚になったもの。たまごと、ビーフパティと、さらにすき焼きフィリングが入っているということで、構成要素は美味しい予感しかしません。

お皿に出してみると……とんでもないことになっています。スモークベーコンとトマトクリーミーソース&チェダーチーズがはみ出しまくっている!

反対側から見るとビーフパティとたまご、さらにすき焼きフィリングもかなりのボリューム感です。

ちなみに今年はマクドナルドの月見バーガーに欠かせない味の決め手となる「トマトクリーミーソース」が8年ぶりにリニューアルされ、よりトマトとマヨネーズ感が強く味わえる風味にバター感も増してクリーミーになったのだそう。

食べてみると、まずはビーフパティ3枚分の肉肉しさが最初にインパクト大に飛び込んできます。ビーフパティ、スモークベーコン、たまご、トマトクリーミーソース、チェダーチーズ、すき焼きフィリングとたくさんの具材が入っていますから、食べる場所によって味わいの組み合わせが変わるのも面白いです。
バラバラになることなく全体がまとまったおいしさに仕上がっていたのは不思議でした。そして「マック食べてるわ~」と感じる、マクドナルド独特の旨味がちゃんとあるんです。「トマトクリーミーソース」も全体をガツンと濃厚にまとめてくれています。

ビーフパティ3枚も必要? と最初は思っていたのですが、3枚入っていると3倍旨味と満足感が増すんですよね。分厚い1枚じゃなくてこの薄さの3枚がポイントなんだろうな。別でスモークベーコンも入っていますが、その食感や味わいの違いも楽しいです。

たまごは半熟なのかと思っていたのですが違いました。てっきりこういうのは半熟の方が美味しいのだと思い込んでいましたが、むしろよく焼きの方が他の具材との組み合わせは合うかもしれません。とろ~り感はありませんが、その分すき焼きフィリングやチェダーチーズがとろとろジューシー感を補完してくれるので、最終的な食感の満足度はばっちりでした。

○サイドメニューは必須! 濃厚ガツンな後味を癒してくれる

「トリプルビーフのとろ旨すき焼き月見」だけでもかなりボリューミーなのでサイドメニューを買うかどうか迷いましたが、結果的には絶対買ったほうが良かったです。

「月見マックシェイク」として今年初めて「山梨産のシャインマスカット味」が登場したのだそう。山梨県産シャインマスカット果汁を使用しています。


口にした瞬間は「マックシェイク」独特の優しく爽やかな味わいなのですが、抜けるようにマスカットの味が甘く広がります。「トリプルビーフのとろ旨すき焼き月見」がガツンとしたおいしさだった分、食後に飲むと癒やされます。

「あんバターとおもちの月見パイ」も今年初登場のスイーツです。

やわらかい食感のおもちと、バターフィリングを加えたあんこはパイとも相性抜群! マクドナルドのパイってなんで時間が経ってもサクサクですごいですよね。こちらもホッとできるおいしさだったので、お腹に余裕があれば一緒に味わってほしいです。

人生初の「マクドナルドの月見バーガー」は想像以上のおいしさでびっくりしました。「たまご挟んだだけ」とか思っていてごめんなさい。これは毎年食べたくなるのも理解しました。今さらながらよさに気づいて焦っていますが、この後の人生でたくさん食べて取り返したいと思います。
編集部おすすめ