SBI証券は、2025年5月31日より、海外転勤など一時的な出国を理由に日本を離れる顧客に対し、保有資産の継続保有が可能となる商品範囲を拡大した。これにより、所定の手続きを完了した顧客は、出国後も以下の商品を売却せずに保有し続けることができる。


・外国株式(課税預り)
・投資信託(課税預り)
・国内債券
・セキュリティ・トークン(ST)
○外国株式や投資信託、国内債券などが出国後も継続保有可能に

従来、これらの商品は出国時に売却が必要とされていたが、今回の改定により、顧客は中長期的な資産形成を継続しやすくなる。

なお、NISA口座で保有している国内株式、外国株式、投資信託についても、2025年1月1日より、事前の手続きを行うことで継続保有が可能となっている。

ただし、外国株式や投資信託については、出国先の税法や規制により継続保有ができない場合があるため、注意が必要である。また、法令上、出国期間中の新たな購入(再投資を含む)は認められていない。

詳細な手続きや条件については、SBI証券の公式ウェブサイト「海外出国時(非居住者)の手続きについて」や、同社から送付される書類を参照されたい。

※1 外国株式、投資信託は、出国先の税法・規制等により継続保有できない場合もあり
※2 法令上出国期間中の新たな購入は認められていないため、新規購入(再投資を含む)は不可
※3 円貨建てであっても、SBI債などのユーロ円債や仕組債は国内債券に該当しない
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