パーソルキャリアが運営する調査機関『Job総研』は6月2日、「2025年 休み方実態調査~物価高編~」を実施した。同調査は5月2日~7日、20~50代の社会人男女378人を対象に、インターネットで実施した。
物価高が及ぼす休日の過ごし方への影響を聞くと、8割強が「影響あり」と回答した。具体的な変化としては、「外出頻度の低下」や「家で過ごす時間の増加」が多かった。
現在の年収を聞くと、平均が559.0万円、中央値が500.0万円、最頻値が500.0万円だった。休日の支出を負担に感じるか尋ねると、7割以上が「感じる」と答えた。
物価高による休日の過ごし方の変化について聞くと、およそ8割が「お金をかけなくなっている」と答えた。物価高で労働を「生活のため」と感じるかと聞くと「感じるようになった派」が過半数を占めた。
「収入」と「休み」どちらを選ぶかを聞くと「収入派」がおよそ6割を占めた。収入が増えるなら休みを減らすかを聞くと、半数近くが「そう思う」と答えている。
休みを減らす理由は、「将来の貯蓄を増やしたい」が最も多く、「稼げるうちに稼ぎたい」、「賃金が上がらないから」と続いた。一方、休みを減らさないと回答した理由は、「心身の健康を優先したい」が最多で7割。「体調を崩す恐れがあるから」「メンタルの安定に必要不可欠」などの選択肢にも多く集まった。
収入を増やすための休日出勤や副業の意向を聞くと、6割が「したいと思う」と答えた。