今年NHK総合で放送されたドラマ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』の続編となる映画『エンジェルフライト THE MOVIE』が、2026年2月13日よりPrime Videoで世界独占配信が決定した。

本作は、第10回開高健ノンフィクション賞を受賞した佐々涼子の『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』を原作に、米倉涼子主演で2023年3月に独占配信を開始し、2025年5月3日から6月7日までNHK総合でも放送されて大きな反響を呼んだドラマシリーズの続編。
前作に続き、米倉涼子が主演を務める。

脚本は前作に続き古沢良太氏が担当


海外で亡くなった日本人のご遺体を国内に、あるいは日本で亡くなった外国人を母国に搬送する業務を日々行っている"国際霊柩送還士"という知られざるスペシャリストたちの活躍を描く本作。羽田空港内に事務所を構える小さな会社「エンジェルハース」では、口は悪いけど情に厚い敏腕社長・伊沢那美(米倉涼子)を筆頭に、ひとクセのある個性豊かな社員たちが時に葛藤し、時にコミカルなチームワークを見せながら日々奮闘する。「大切な人を異国の地で失ったご遺族に、ちゃんと最後のお別れをさせてあげたい」という那美の信念のもと、亡くなった人と遺された人の間で繰り広げられる、哀しいすれ違いと様々な愛の物語を、"涙と笑い"を織り交ぜて描く。

前作に続き、『コンフィデンスマンJP』シリーズや大河ドラマ『どうする家康』など多くの注目作を手掛ける古沢良太氏が脚本、大河ドラマ『篤姫』や土曜ドラマ『ハゲタカ』などスケールの大きい人間ドラマを数多く手掛けてきた堀切園健太郎氏が監督を務める。

■米倉涼子 コメント

私はもともと原作の『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』の大ファンだったので、著者の佐々涼子さんの想いを引き継いで“THE MOVIE”という形でふたたびこの物語をお届けできることを嬉しく思います。この作品には、ひとつひとつの命にちゃんと物語があって、それぞれに愛や絆がある。どんな命にも意味があるというメッセージが込められています。エンジェルハースのメンバーがご遺族や故人の皆様に誠心誠意向き合う姿を、スタッフ・キャスト一丸となって心を込めて作っていますので、完成した作品を観たら私はきっとまた涙してしまうと思います。皆さんもぜひ大切な人を想いながらご覧いただけるとうれしいです。

■古沢良太 コメント

皆さんの支持のおかげで、もう一度あの素晴らしい面々が集まってくれます。今回は映画ということで、また新たなチャレンジ。
ですが描くべき芯は変わりません。「死」を描くということは「生」を描くことであり、無限にある誰かの人生はすべて語るべきドラマであると学んだ作品でした。身近な誰かの人生にひととき思いを馳せたくなるような作品になればと願っています。佐々涼子さんが遺してくださった宝石から生まれたビーズを、またひとつ、つなぐことが出来ることに感謝します。

■堀切園健太郎 コメント

SNSには、『身近な大切な人に思いを馳せ、今の生き方を見つめ直した』という前向きな感想が溢れていた。そんな中、幸運にも続編が決定。那美と幸人の話はどうなるのか、他のメンバーにも活躍して欲しいし、映画版としてスケールアップし、前作を上回るものを作らなければ意味がない。再び古沢さんと脚本作りで格闘する日々がはじまった。異国での突然の死によって浮かび上がる愛や絆。この作品は広い意味でのラブストーリーだ。国境を跨いで紡がれる多様な愛の物語をお届けしたい。

【編集部MEMO】

米倉涼子は、1975年8月1日生まれ。
49歳。神奈川県出身。1992年に「第6回全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞し、1993年にモデルとして芸能界デビュー。2000年にドラマ『恋の神様』(TBS系)で女優業に進出し、以降は女優として活躍する。『黒革の手帖』(2004年テレビ朝日系)、『ドクターX~外科医・大門未知子~』(2012~2021年テレビ朝日系)、映画『櫻の園』(2008年公開)、ミュージカル『CHICAGO』など代表作は多数。2020年3月に所属していたオスカープロポーションを離れ、現在は個人事務所で活躍している。
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