サードウェーブは、6月15日に、科学技術館 サイエンスホールで「E5 Talk Live Series vol.2 感情を失った男達」を開催しました。

「E5 Talk Live Series」は、4月27日に第一弾の「格ゲー俺のNo.1」が開催されており、今回が2回目。
3カ月連続で開催を予定しており、7月にはVol.3が予定されています。

Zaikoにて有料配信も実施しており、今回は配信で取材。Zaikoの配信は6月29日までアーカイブ視聴できます。気になった人はぜひチェックしてみてください。

今回の「感情を失った男達」は、人気ストリーマーのボドカさん、rionさん、まざー3さん、oboさん、恭一郎さんの5人が、すべての事象において感情を出さずに対応できたものが、勝利となるバトルです。司会はOooDaさんが務めました。

あらゆる試練に立ち向かい、笑い、驚き、怒り、悲しみなどのすべての感情を表さず、無表情で乗り切れるかを競いあいます。感情を出してしまうと罰ゲームが用意されており、すべてのコーナーでもっとも感情を表さなかった人に、無感情王の称号が与えられます。

イベントの冒頭で恭一郎さんが「集まった5人はゲラ(すぐに笑ってしまう)でお馴染みのメンバー」と言っていました。相手を笑わすという行為以上に、ゲラである自分をどれだけ抑えられるかが勝負のカギだと言えそうです。

最初のコーナーは「笑い厳禁 配信セレクション」。各参加者の配信のベストセレクションを観ながら笑いを堪えます。
思わず笑ってしまった人はビリビリホッチキスを握る罰ゲームが用意されていました。

かなり痛みが伴う罰ゲームの割に、視聴者や観客に伝わりにくいところもありました。また、恭一郎さんは痛みに強いのか、ずっと握り続けてもものともせず、もはや罰ゲームになっていませんでした。

参加者の笑いを誘うために流された配信動画は、かなり過去の作品となっており、当人にとっては恥ずかしいものばかり。かなり感情を揺さぶられていました。

次のコーナーは「運試し ノーリアクション ロシアン対決」。ロシアンルーレットを行い、当たっても外れても無感情を貫けるかが重要です。最初は激辛シュークリーム対決では、RIONさんが普通のシュークリームを食べますが、ダイエットで食事制限中ということもあり、久々の甘みに思わず笑みが出て罰ゲームとなってしまいました。

2回目はワニのゲームで当たりをひいて噛みつかれた時にリアクションをしないかどうかの対決。ゲーム開始前に恭一郎さんが、楽屋でOboさんがかならず噛まれると報告したところ、4人目のOboさんが見事に引き当てるという伏線回収をし、笑いを誘っていました。

「リアクション厳禁 何がでるかな? カードジェスチャー」では、配られたカード2枚をみてジャスチャー。ジャスチャーの正答数とジェスチャーを伝えた人は感情を出したポイントには換算されませんが、優勝者には叙々苑の弁当が進呈されるので、こちらも真剣勝負です。


ジェスチャーをする側はお題の組み合わせの妙に笑わないように、そして、見る側はジャスチャーの様子を見て笑いを我慢しなくてはならないわけです。また、珍回答をすることで、ほかの回答者の笑いを誘う場面もありました。罰ゲームは苦いセンブリ茶です。

そのほか、「ロシアン寿司」や「照れ厳禁 愛してるゲーム」などで盛り上がったイベント。もっとも感情を表にあらわにせず、無感情王となったのはボドカさん、それに対して、もっとも感情をむき出しにしてしまったのは、oboさんでした。

1~4位がすべて1ポイント差の接戦だったにもかかわらず、oboさんはほかの参加者の2倍近いスコアを叩きだしていました。感情豊かなところはoboさんの魅力でもあるので、試合に負けて勝負に勝ったと言えるのではないでしょうか。

さて、3カ月連続で開催するE5 Talk Live Seriesも残すところあと1回です。格ゲーマー、ストリーマーときて、第3回はどんな人が出演し、どんなイベントとなるか楽しみです。

著者 : 岡安学 おかやすまなぶ eスポーツを精力的に取材するフリーライター。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。様々なゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。
現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)。@digiyas この著者の記事一覧はこちら
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