LINEヤフーは、2025年6月に実施した偽・誤情報に関する意識調査の結果を公表した。調査によると、「偽・誤情報の影響を受けている可能性がある」と感じている人は54%にのぼることが明らかになった。
○約9割が「偽・誤情報を見聞きしたことがある」と回答
「偽・誤情報を見聞きしたことがある」と答えた人は87%。ジャンル別では「芸能・スポーツ」(31%)が最多で、「政治」(18%)、「医療・健康」(10%)が続いた。
偽・誤情報と判断した理由としては、「情報に接してから自分で調べて確認した」が最も多く42%、次いで「自身の経験や知識から判断」が37%という結果だった。
○半数以上が「自分も影響を受けているかもしれない」と実感
「自身が偽・誤情報の影響を受けている可能性がある」と答えた人は54%。具体的な影響としては、
「健康に良いと聞いた食品を試した」
「品薄になるかもと聞いて商品を買いだめした」
「真偽不明の情報をもとに投票先を考えた」
「情報の真偽を確かめるのに時間を浪費している」
などが挙げられた。
さらに、「偽・誤情報に関する啓発は不十分」と答えた人は88%にのぼり、「学校教育で教えてほしい」「ファクトチェックの普及が必要」といった声が多数寄せられた。
○LINEヤフーの対策
なお、LINEヤフーは、偽・誤情報対策として次のような取り組みを行っている、とのこと。
Yahoo!ニュース
・フェイクニュースに関するオリジナル特集の配信
・信頼性の高い専門家コメントを上位表示
・偽情報を打ち消す記事をトピックスに掲載
Yahoo!知恵袋
・公的機関などによる正しい情報や注意喚起を掲載
LINEオープンチャット
・投稿ルールなどに関するWEBページの公開
Yahoo!ニュース、Yahoo!知恵袋、Yahoo!ファイナンス、LINEオープンチャット、LINE VOOMなど
・政府やファクトチェック機関との連携