スキルアップ研究所は、「子どもの英語学習における親の関与実態調査」の結果を2025年6月24日に発表した。調査は、2025年6月13日~20日の期間、英語を学習中の中学生以下の子どもを持つ親200人を対象にインターネットにて実施したもの。
○親子で一緒に取り組めるサービスやアプリを利用したい親が6割
子どもの英語学習に「ほとんど関わっていない」と答えた保護者に複数回答で理由を尋ねたところ、約6割が「自分の英語力に自信がない」(57.7%)と回答した。次いで、「子どものペースで進めてほしい・あえて干渉しないようにしている」(40.8%)、「仕事や家事で時間がとれない」(39.4%)と続いた。
自身の英語力に対し、「初心者(ほとんど話せない)」(40.5%)、「初級(簡単な会話ができる)」(42%)と続き、8割以上が基礎レベルにとどまっていることが分かった。「中級(日常会話に問題ない)」(16%)は約2割。「上級」(1.0%)や「ネイティブレベル」(0.5%)は、ごくわずかという結果だった。
子どもの英語学習に関わる中で、保護者が「こうしたサポートがあると助かる」と感じているものを尋ねたところ、「効率的な学習方法の具体的なガイド」(39.0%)が最も多く、次いで「子どものモチベーションアップ支援サービス」(38.0%)、「AIやオンラインツールの活用サポート」(25.5%)と続いた。
親子で一緒に取り組める英語学習サービスやアプリに対し、「ぜひ利用したい」「どちらかといえば利用したい」が合わせて63.0%にのぼった。期待する効果は、「子どもの自主的な学習意欲の向上」(26.4%)や「効率的な発音・会話力の習得」(26.1%)が特に多いという結果になった。
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