俳優の吉沢亮が主演を務める映画『ババンババンバンバンパイア』が公開初日を迎え、吉沢らキャストと浜崎慎治監督による舞台挨拶が実施された。
『ババンババンバンバンパイア』は、『別冊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載中の奥嶋ひろまさ氏による同名マンガを、吉沢亮主演で実写映画化した作品。
公開初日、都内劇場にて行われた初日舞台挨拶には、主演の吉沢をはじめ、板垣、原菜乃華、関口メンディー、満島真之介、眞栄田郷敦、浜崎慎治監督が登壇した。
蘭丸を演じた吉沢は「本日は劇場に足を運んでいただき誠にありがとうございます。すでに映画をご覧になられたお客様ということで、皆様の表情が明るくて、とても嬉しく思います」と、 客席を眺めながら嬉しさをにじませた。李仁役の板垣は「皆さん映画は楽しかったでしょうか?愛おしさにあふれた作品がいよいよ公開することに嬉しい気持ちでいっぱいです」と晴れやかな表情を浮かべる。李仁の初恋相手でバンパイアオタクの篠塚葵役の原は「皆さん映画を観終わった後ということで、楽しくお話しできたらなと思います!」とコメント。葵の兄で蘭丸を兄貴と慕う脳筋番長・フランケンこと篠塚健役の関口は「銭湯のシーンで僕の全てをご覧いただいたかと思うので、清々しい気持ちで今ここに立っております」と言い放つと、会場が一気に笑いに包まれた。昼は高校教師、夜はバンパイアハンターという2つの顔を持つ坂本梅太郎役の満島は、「ささっさ坂本梅太郎を演じました、みみっみ満島真之介でございます、今日は全国の皆様も含めて『坂本梅太郎のバンパイア講座』にお越しいただきありがとうございます」と、アクセル全開で挨拶。すかさず関口から「違います!」とツッコミが入っていた。そんな満島の挨拶を受け、蘭丸に深い恨みを持つバンパイアの兄・森長可役の眞栄田も「ままっま眞栄田郷敦です。短い時間ですがよろしくお願いします」と、本作のプロモーションでバラエティー番組に出演した際の自己紹介形式で挨拶、満島は「郷敦のが聞きたかったんだよ! 嬉しい!」と、仲の良い掛け合いを見せていた。そして浜崎慎治監督は、「初日を迎えられ大変嬉しく思っております。
改めて観客を目の前にした心境を聞かれた吉沢は、「映画公開初日に来ていただいて、感謝しかありません。映画楽しんでいただけたでしょうか?(会場から大きな拍手) 全力で皆でコメディーをやって演技させていただいた作品なので、皆様に届いて本当に嬉しく思っております」と想いを語った。撮影現場やプロモーションなど吉沢と一緒になる機会が多かった板垣に対し、吉沢の印象を聞くと「僕のことをよく『可愛い』と言ってくださるのですが、撮影中、逆に吉沢さんの可愛いポイントを見つけたんです。吉沢さんは虫が嫌いなんですけど、 夏祭りのシーンで待機場所にいたとき、急に『李光人、“ヤツ”が出た。もうダメだ』と言ってきて、参っているところが本当に可愛いなと思いました(笑)」と吉沢の「かわいい」素顔を暴露。
続いて、主人公・蘭丸が「李仁の血を吸いたい」と渇望することにちなみ、蘭丸に負けないくらい叶えたい七夕の「願い事」を発表。吉沢が 箱の中から短冊を引き、誰が書いたかを予想するコーナーで、まず最初に引いた願いは「楽屋のお菓子 絶対阻止!」。吉沢は字の書き方などから「板垣」と予想するも、結果は関口。関口は「お菓子は好きだけど、ご褒美の日に食べるものだから、控室など日常的に置かないでほしい、お菓子コーナーも息止めるようにしてます」と衝撃的なエピソードを語り、皆、驚きの表情に。次に発表された願い事は「屏風をつくりたい」。
最後に公開初日を祝い、くす玉割りへ。吉沢の「ババンババンバンバンパイア~!」の掛け声とともに登壇者全員で紐を引くと「祝初日!バババの夏、開幕!」の文字が登場。最後に吉沢は、「この作品は笑えるシーンもあれば、アクションのシーンもあったり歌のシーンもあったり、ちょっとうるっとくるようなシーンもあったりと、本当にエンターテイメント作品として色々な要素を詰め込んだジェットコース ターのような作品になっていると思います。今日観て面白いと思っていただいた方々は、周りの方にお勧めしていただいたり、一緒にこの 映画を盛り上げていけたら嬉しいなと思います。ぜひ。今年の夏は『ババンババンバンバンパイア』と共に熱い夏を過ごしましょう!」と熱く語り、終始にぎやかな雰囲気で舞台挨拶は幕を閉じた。
(C)2025「ババンババンバンバンパイア」製作委員会 (C)奥嶋ひろまさ(秋田書店)2022
【編集部MEMO】
映画『ババンババンバンバンパイア』ストーリー
銭湯で働く森蘭丸(吉沢亮)、その正体は450歳のバンパイアだ。至高の味わいである「18歳童貞の血」を求め、銭湯のひとり息子である15歳の李仁(板垣李光人)の成長と純潔をそばで見守っていた。