ローソンでは7月8日より、ナチュラルローソン茗荷谷駅前店にて『できたてBOWL SALAD』(864円~)を発売する。ベースとなるサラダに、ゆで卵やスモークサーモンなど9種類のトッピングを選んでカスタマイズできるのが特徴。
今夏より数店舗で実験的に販売し、ゆくゆくは全国のローソンにも販売エリアを拡大していきたい考えだ。
○■コアターゲット刷新へ
ナチュラルローソンでは、これまで「働く女性の美と健康」をブランドのテーマに掲げてきた。しかし今夏からはジェンダーフリーとしたうえで「自分らしさを大切にしている幸福度が高い人たち」をコアターゲットに展開していく。ローソンの中桐崇氏は「誕生から24年目を迎えるナチュラルローソンですが、現在の社会環境を考慮してコアターゲットを刷新しました」と説明する。
ナチュラルローソンでは、幸福度が高い人の消費傾向として「自分らしく心身の健康を保つために日常の何気ない生活の中で自分に合った商品を好みや感覚で選択し購買する」と分析している。今後は、商品開発に関しても以下のような独自基準を定める。
【1】オリジナル商品は熱量500kcal以下、食塩相当量2.3g以下に統一する(対象となるカテゴリーは、おにぎり、弁当、寿司、サンドイッチ類、パスタ、そば、うどん、中華麺、サラダ、惣菜、スープ、ベーカリー、デザート)。
【2】添加物については、ナチュラルローソン独自の基準に従う(対象となるカテゴリーは、おにぎり、弁当、寿司、サンドイッチ類、パスタ、そば、うどん、中華麺、サラダ、惣菜、スープ)。
ローソンの山﨑敦史氏は、ナチュラルローソン茗荷谷駅前店にて7月8日より発売する『できたてBOWL SALAD』について「リブランディングを象徴する商品です」とアピールする。「ローソン初の、お店で仕上げるサラダとなりました。好みに合わせて1,000通り以上のカスタマイズが可能です。カスタムサラダ専門店のクリスプサラダワークスさんのドレッシングが付きます」と山﨑氏。
注文する際は、店頭にある「注文票」に必要事項を記入してスタッフに渡せば良い。お客様控えでセルフレジにて会計をしている間に、スタッフがサラダを作るオペレーションとなっている。
ベースとなるサラダは「シーザーサラダ」と「コブサラダ」の2種類。追加トッピングとして、素焼きクルミ、ミニトマト、ブロッコリー、半熟たまご、ゆで卵、蒸し鶏(同108円)、スモークサーモン、ローストチキン(同216円)、ベーコン(324円)が選べる。
『できたてBOWL SALAD』の販売目標について、中桐氏は「7月~12月の期間中に約2,000食の販売を予定しています」と説明。またターゲット層については「クリスプサラダワークスさんの店舗では男性のお客さんも多く、購買力も高いとお伺いしています」とした。
今後の展開について、山﨑氏は「8~10月頃を目処に、もう1店舗でも『できたてBOWL SALAD』の販売を開始し、茗荷谷駅前店と2店舗で実験販売を続けます。2026年3月以降は、さらなる対応店舗の拡大について検討します。最終的には、青い看板のレギュラーローソンにも拡大できたら」と語った。
近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。
日本各地、遠方の取材も大好き。趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら
編集部おすすめ