セイコーウオッチの「CREDOR(クレドール)」ブランドの夏モデルが7月および8月に登場する。そこで、匠たちの感性が宿る高級ドレスウオッチブランドならではの美しさを実機写真とともにご紹介したい。

羽のように軽やかな「GCBY993」

クレドールの新作「ゴールドフェザー U.T.D.(GCBY993)」は、伝統と革新が融合したドレスウオッチ。その名の通り、鳥の羽根を思わせる軽やかさとミニマルなデザインが特徴だ。ステンレススチールケースのレギュラーモデルとなる。

アイボリーのダイヤルに配置された立体的なアラビア数字は、優雅さと読みやすさを兼ね備える。しかも、この細さと柔らかなフォントフェイスを型打ちで実現。視認性と美しさを見事に両立した。

ケースのサイズは幅37.1mm×縦43.2mm×厚さ8.0mm。その薄さと軽さゆえに装着感は羽根のごとし。ケースの材質は耐久性と美しさを兼ね備えたステンレススチール。ストラップはブラウンのクロコダイルで、柔軟な快適さと高級な質感を提供する。

風防は内面無反射コーティングのボックス型サファイアガラスで、防水性能は日常生活用防水。ムーブメントの手巻き機械式「キャリバー6890」は、22石、精度は平均日差+25秒~-15秒、最大巻き上げ時には約37時間駆動する。


価格は132万円で7月11日発売。贅沢さと実用性が融合した特別な一品であると同時に、いつまでも見飽きない王道かつ究極のデザインは、現代のライフスタイルに寄り添いつつ「伝統の真髄」を感じさせる。
芸術と時間の融合。山口晃コラボレーション限定モデル「GCBD997」

クレドールの新作「GCBD997」は、画家・山口晃氏との特別なコラボレーションによる限定モデルだ。

本作は、伝統美と現代性が見事に融合したアートピースとも言える逸品。デザインのコンセプトは「数寄(すき)メカニカル」だ。ちなみに数寄とは「風流を好むこと」。

ダイヤルの6時から9時位置をスケルトン仕様にして、風流や風雅を表現。機械式時計の心臓部である「てんぷ」の動きが際立つ設計となっている。なお、このダイヤルはケースバックとともに、機械式の生命の律動が波紋のように広がる瞬間を表現している。

ケースサイズは幅38.0mm×縦44.0mm×厚さ8.4mm。重量は58.0gと軽く、日常使いも快適だ。
ケースは耐久性と品位を兼ね備えたステンレススチール製、ストラップは柔らかなブラウンのクロコダイル革で、バックルは三つ折れ式(ステンレススチール製)。

風防は内面無反射コーティングのサファイアガラス、防水性能は日常生活用防水。ムーブメントは手巻き機械式「キャリバー6899」で、26石、精度は平均日差+25秒~-15秒、最大巻き上げ時の駆動時間は約37時間。

本作は限定モデルであり、その数は世界でわずか15本。価格は330万円と、特別な価値と所有する喜び、満足感を満たすモデルであることが想像できるだろう。芸術性と実用性を兼ね備えた「GCBD997」は、現代のライフスタイルに寄り添いながら、唯一無二の存在感を放つ1本だ。8月8日発売。
芸術性と自然の力学でブランドをけん引するLocomotive(ロコモティブ)「GCCR997」

Locomotive(ロコモティブ)「GCCR997」は、クレドールのブランド誕生50周年を記念して復刻されたモデルだ。世界的な名作を数多く手がけ「時計界のピカソ」とも称される伝説的デザイナー、ジェラルド・ジェンタ氏のデザイン哲学を反映した六角形モチーフが特徴的。ケースやベゼルには、そのデザインの精巧さを見ることができる。

深みのある緑色のダイヤルは進行を意味する鉄道信号灯をイメージ。また、極めて繊細なストライプの彫刻が施されている。


ケースはブライトチタン製で、ステンレススチールに比べ約30%も軽量ながら、耐傷性や耐腐食性にも優れる。サイズは縦41.7mm×横38.8mm×厚さ8.9mm、重量は79.0gと、装着感は極めて軽快。ブレスレットも同じくブライトチタン製で、バックルはプッシュ三つ折れ式。

風防は内面無反射コーティングのサファイアガラス、防水性能は日常生活用強化防水(10気圧)。ムーブメントは自動巻き機械式「キャリバーCR01」で、26石、日差+15秒~-10秒の高精度を誇る。パワーリザーブは約45時間(最大巻き上げ時)。価格は187万円で発売中。
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