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多くの大人たちを虜にする腕時計。部品の精巧さや機能性の素晴らしさを理解すると、腕時計の世界がもっと楽しくなるだろう。
ロレックス「デイトナ」の中でも、写真のモデルはレア。その理由とは?
下の写真の「デイトナ」は希少モデルとして、現行のデイトナにはないレアな部分が3点あります。そのポイントがわかりますか?
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【答え】200タキ、段落ち、逆6
レアな部分の1つめは「200タキ」。タキメータベゼルが200㎞まで刻印されているモデルのことを言います。約1年しか製造されていなかった、希少なモデルです。
2つめは「段落ち」と呼ばれる12時位置のロゴ表記で、最下段の「COSMOGRAPH」だけが一段空いて表記されていることを指します。ムーブメントが自動巻き化されて、Ref.が5桁になってからの希少モデルです。
3つめの「逆6」とは、6時位置のインダイヤル(12時間積算計)にある数字「6」が、逆さまに見えるモデルのこと。1995年ごろから文字盤の上下を基準にしたデザイン「正6」に変更されたため、「逆6」はレアなディテールとして評価されています。
『トケイ通信』編集主幹&主筆 須川誠 株式会社コメ兵 商品部のエキスパート。レア物から王道まで、腕時計を見つめ続けて19年。