人気VTuberグループ「女子研究大学」リーダー格のニキ自らが株式会社ONKNを立ち上げ、タレントプロダクション「最強無敵連合」の発足を発表。7月5日には、プロダクション初となるオリジナル楽曲「Readyyy Go!!!」をリリースするなど、精力的に活動している。


「女子研究大学」のメンバーは、ニキ、しろせんせー、キャメロン、りぃちょ、18号の5名。VTuberとしての配信に加え、実写での活動にも積極的に取り組んでいる。そして「最強無敵連合」に合流したのは、既に個人で活躍しているキルシュトルテ、弐十(にと)、はとね、シードの4名。合計9名で「最強無敵連合」は構成されている。

SNS総フォロワー数500万人を超える彼らは、一体何者なのか。18号、キルシュトルテ、弐十に、それぞれの視点から“最強無敵”な新プロダクションの舞台裏と今後を語ってもらった。

○“空気読まなきゃ”を「ぶち壊していきたい」

――まず、「最強無敵連合」とはどんなプロダクションなんでしょうか?

18号:「最強無敵連合」とは……って、こっちが聞きたいですよ(笑)。

キルシュトルテ:メンバー9人いるんですけど、たぶん誰に聞いても明確に答えられないと思います。

弐十:「こういう形になります!」みたいな決まりはなくて、「みんなでおもしろいことやろうよ」っていう空気感なんですよね。

――なるほど、コンセプトよりも“ノリ”が先行してるんですね。

キルシュトルテ:「麦わらの一味」みたいな感じです。ルフィは海賊王、ゾロは剣豪、サンジはオールブルー、みたいに目標はバラバラだけど「この仲間となら叶いそう」っていう信頼感がある。


弐十:例えうまいな。めっちゃわかりやすい。

――皆さんの活動の原点や、そこから生まれた個性についてお聞かせください。

キルシュトルテ:それ、めっちゃ恥ずかしいこと聞きますね(笑)。

弐十:僕は小さい頃から親の影響でゲームが好きで、そのままゲーム実況者になった感じです。好きなことを仕事にできる時代に生まれてラッキーだと思ってます。

18号:私は元々フリーの声優をやっていて、あるYouTubeチャンネルの運営に関わってたんです。そのチャンネルが登録者100万人を超えて、「自分でやったほうがいい」って言われたので始めました。

キルシュトルテ:僕は、圧倒的なオリジナリティです。V界隈って“空気読まなきゃ”っていう圧があるけど、僕はそれをぶち壊していきたい。タブーなしで面白いことをやれたらって。

――炎上しそうな気もしますが……。


キルシュトルテ:それが、ないんですよ。……人気がないだけかもしれません(笑)。でも、(タブーなしの面白いことの)種は撒いてると思ってます。

18号:今は“種まき期間”ですよ。ちゃんと芽が出る日が来るので、しばらくお待ちください(笑)。

弐十:いや、そんな期間なくていいから!(笑)
○男性8人+女性1人の強みは「多様な個性」

――9人になって雰囲気はどうですか?

18号:正直、みんなと一緒にやるのは大変です(笑)。男8人に私1人なんで、いろいろ考えますね。

弐十:じゃあ僕が逆インタビューします。具体的にどこが大変ですか?(笑)

キルシュトルテ:もしかして、変な人が多いとか?

18号:変な人しかいない(笑)。女子研究大学でも男子4人+私1人だけど、新たに加わった4人がまた濃い。正直「ついていけるかな」って。でも逆に「新しいおもちゃが増えた」と思えば……しばらくは楽しめそうです(笑)。


キルシュトルテ:安心しました。彼女だからこそ、この環境が成立してると思います。なよなよしたタイプなら無理だった。

18号:そこは私も思います(笑)。とはいえ、多様な個性が集まってるのは強み。男ノリも大事にしたいし、このメンバーだからこその“化学反応”を楽しんでいきたいです。

――そんな中、「最強無敵連合」オリジナル楽曲「Readyyy Go!!!」がリリースされるんですよね。

弐十:僕とキルシュトルテにとっては初めての完全オリジナル楽曲。どう歌えばいいのか、めっちゃ考えました。

キルシュトルテ:僕は9人全員が歌うことを考えて、全体のバランスを壊さないように意識しました。癖を出しすぎないように。

18号:私は唯一ソロパートをいただいていて、責任重大でした。
でも歌うのは好きなので楽しかったですね。ただ、男性ばかりの中で浮かないように表現には気をつけました。

キルシュトルテ:ソロ、めっちゃ良かったですよ。

18号:ありがとう。でも“個性を出さない”って実はすごく難しいんだなって感じました。
○投票で決まった“最強無敵連合”

――今後の目標についても教えてください。

キルシュトルテ:「『最強無敵連合』に入りたい」と言われるようにしたい。でも入れない(笑)。そんな憧れの存在になりたいです。

弐十:「最近、『最強無敵連合』おもしろいよね」って言われたい。僕たちに興味なかった人たちにも届いてほしい。

18号:今は強烈な個性が集まってるので、それがぶつかるんじゃなくて相乗効果になるようにしたい。
「なんか楽しそう」って外から見て思ってもらえるグループを目指したいです。

――では最後に、「最強無敵連合」という名前について聞かせてください。

弐十:名前の候補はいろいろあったんですよ。最終的には多数決で決まったんですけど、一般の方から見たら「どれがマシか」っていう感じの選択でしたね(笑)。

18号:「最強無敵連合」に投票した人って、いる?

弐十:……実は、おれは違う案に投票した(笑)。

キルシュトルテ:僕は「最強無敵連合」に入れましたよ。

18号:私は「わくわくいるか組」に入れた気がします。

弐十:でも決まった以上は背負いますよ。日々の活動で「最強無敵連合」が評価されるように。

18号:……この名前を背負うのは、正直わたしの活動人生で初めての“傷”かも……。

キルシュトルテ:えっ、嘘でしょ!?(笑) でも、ちょっと恥ずかしがってるかわいらしいお姉さんっていうのも、それはそれでいいもんですよ!?

18号:嘘うそ!(笑)

キルシュトルテ:インタビューで嘘やめてください。でも、真面目な話、どんな名前でもナンバーワンになればカッコよくなる。
逆にカッコいい名前でも伸び悩んでたらダサい。だからこの名前をカッコよくするのは僕ら次第なんです。

――では、今後、18号さんの活動経歴の中で「最強無敵連合」の名が誇らしく刻まれる未来を願っています。

キルシュトルテ:それこそ今の目標かもしれないですね。「『最強無敵連合』所属です!」って堂々と言えるように、俺がします。

18号:……やっぱり、不安かも(笑)。

――でも、その不安がきっと自信に変わっていくはずです。

18号:大丈夫です、私が引っ張っていきますから。

一同:おーっ!!

18号:しばらくプロフィールには書かないですけどね(笑)。でも、いつか胸を張って書けるように頑張ります。
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