8月1日公開の劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』のプレミアイベントが10日、都内で行われ、主演の鈴木亮平をはじめ、江口洋介、菜々緒、高杉真宙、生見愛瑠、宮澤エマ、賀来賢人、石田ゆり子、松木彩監督が登場した。

2021年にTBS日曜劇場枠で放送された『TOKYO MER~走る緊急救命室』の劇場版第2作となる本作。
2023年4月に公開された劇場版第1作は、興行収入45.3億円という大ヒットを記録した。それに続く本作は、沖縄と鹿児島を舞台に、南海MERに派遣されたTOKYO MERのチーフドクター・喜多見幸太鈴木亮平)と南海MERのメンバーの活躍を描く。

主演の鈴木は「本当に今日はこんな足元の中、今日はありがとうございます。キャスト陣を代表し、現在トカラ列島で避難されている方々、不安な日々を過ごしている方々、その対応に最前線で当たってくださっている方々、全ての方々にお見舞いとエールをお伝えしたいと思います」と現在、地震が頻発に起きているトカラ列島の人々に励ましの言葉を送った。

続けて「この場に南海MERのメンバーと一緒に立っていることが夢のようで非常に誇らしく思っています。これもすべてMERを愛してくださった皆さんのお陰です。改めてありがとうございます」とテレビシリーズから視聴しているファンに感謝の言葉を口にした。

この日は関東地方に記録的な大雨が降りしきる中、野外でのイベントを実施。「MERの撮影は本当に毎回過酷で、実はこれ(この日の雨)の比じゃないぐらいの雨が降っている日もありました」と撮影は困難を極めたそうだが、「映画を観ると全部晴れ上がっております。これが映画のマジック」と笑いを誘う場面も。

さらに「今回の舞台は沖縄と鹿児島なんですが、鹿児島は大河ドラマを通して並々ならぬ思いがあり、鹿児島では"島津雨"と言いまして、良いことの前に降ると言われています。今鳴っている雷も天が祝砲を鳴らせていると思いますよ」と前向き。
作品については「素晴らしい作品になったと自負しています。シリーズの中でもスケールの大きさで言えばNo.1、そして人間ドラマの濃厚さも間違いなくNo.1だと思っています」と自信を覗かせて、「医療従事者がヒーローだというテーマからもう1歩進んで、誰かのために頑張る人はみんなヒーローなんだという、そういうことを描いたつもりです。それは決して極限状態だけでなく、日々みんな誰かのために頑張っていると思うんです。そういう日々を頑張っている人へのエールになってくれたらうれしいです」とアピールした。

鈴木はこれまで賀来が演じる音羽尚が推しメンだったというが、「僕は音羽推しから牧(江口洋介)推しに変えました」と明かすと、音羽役の賀来が「別に言わなくてよくないですか? ちょっと拗ねるというか、傷つくんですよ」と返すと鈴木が「この感じが音羽先生ですね」と賀来をフォローしながら、「南海のメンバーも揃っていますが、東京のメンバーもめちゃくちゃ活躍します。特に潮見先生! ジェシー(SixTONES)くんは第1作で本当に酷かった。ヘルメットなんか落としちゃって。その先生がしびれましたよ。是非楽しんで観てください」と作品を通じてジェシーの成長も見られるという。劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』は、8月1日より全国公開。
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