コカ・コーラシステムは今夏、"いつもより2℃冷たい"温度に設定した自動販売機20万台を全国で稼働させる。7月10日、&TEAM(えんてぃーむ)のメンバーがキンキンに冷えた「キン冷えコーク」を初体験した。
○若者の夢中を応援
いつもより2℃冷たい自動販売機は、同社が展開している「夢中全開。コカ・コーラ」キャンペーンの一環として実施されるもの。同キャンペーンでは、時に考えすぎたり、周囲の声にとらわれたりして自分の夢中に思い切り向き合えない若者たちに向けて、全開で取り組めるよう応援している。
日本コカ・コーラの森嶋健人氏は「当社ではコカ・コーラの弾ける炭酸感、気分の上がる美味しさによってモヤモヤから解放されて"夢中全開"になって欲しい、そんな思いでキャンペーンを展開しています」と話す。
今春より開始している同キャンペーンでは、WEB CM「夢中全開。」篇を公開しているほか、25歳以下を対象にコカ・コーラ公式アプリCoke ONにおいてコカ・コーラ スタンプが2倍になる「U25 コカ・コーラ スタンプ2倍」キャンペーンなども実施している。森嶋氏は「キャンペーンを通じて、若い世代が夢中になれる瞬間を全力で楽しめるよう、これからも応援していきます」と意気込む。
このあと、&TEAMの9名が特別ゲストとして招かれた。「ダンスの練習が終わって、たくさん汗をかいた後のコカ・コーラが大好きなんです」「ライブ本番の日も、ミネラルウォーターの横にコカ・コーラを用意しています」とし、この夏に夢中全開で取り組みたいことについては「キャンプ」「ゴルフ」などと語るメンバーたち。3名×3チームに分かれると「キン冷えコークを最高にかっこよく渡すときの決め台詞」「キン冷えコークで乾杯!ひと言」などのお題で対決した。
イベント終了後、森嶋氏はメディアの囲み取材に応じた。いつもより2℃冷たい自動販売機を設置した意義について聞かれると「コカ・コーラの使命は『Refresh the World. Make a Difference.』(世界中にさわやかさを提供し、前向きな変化をもたらすこと)の実現です。街なかですぐに見つけられる自動販売機により、いつもより2℃冷たいコカ・コーラを提供することで、より多くのお客様に爽やかさを提供できたらと思っています」と回答。
ちなみに専用の自動販売機を設置するのではなく、通常の自動販売機の設定温度を2℃下げて対応するという。1℃でも3℃でもなく「2℃」冷たくした理由については「2023年~2024年に北海道でテストを行いました。そのときに、通常より2℃冷たくすることが商品の品質を変えずに、より冷たさが感じられるベストな温度設定である、という結論にいたりました」と話した。
近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。日本各地、遠方の取材も大好き。趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら