LINEヤフーは、子ども向けポータルサイト「Yahoo!きっず」において、生成AIを活用してオリジナルゲームを作れる「AIでゲームつくりエイター」の提供を開始した。

このコンテンツは、生成AIを活用した5種類のゲームを遊びながら、プロンプト(AIへの指示文)の設計や創造力を育めるもの。
ゲームプレイ後にプロンプトを改良したり、一から設計して完全オリジナルゲームを作成したりでき、子どものクリエイティブ思考と生成AIリテラシーを育成することを目的としている。
○約6割の親が子どもに生成AI活用を“期待”

背景には、LINEヤフーが実施した「子どもの生成AI活用・学習に関する意識調査」がある。20代から50代の子どもを持つ保護者1,000人を対象に行われた同調査では、「子どもに生成AIを活用させたい」と考える親が約6割、「小・中学校や自宅での生成AI学習に賛成」とする親も6割強と、生成AI活用への期待が高い一方で、「誤情報への不安」や「子どもの思考力や創造力の低下」を懸念する声も3割強あった。

○<アンケート概要>

実施日:2025年6月30日~7月1日
調査対象:Yahoo!クラウドソーシングユーザーに対するインターネット調査(20代~50代の子どもを持つ親)
有効回答:1,000人

「AIゲームつくりエイター」の特徴


このような声を踏まえ、「AIでゲームつくりエイター」は以下のような仕様となっている。
○1、プロンプトの設計方法や創造的工夫ポイントを学べる

「もぐらたたき」や「マルバツゲーム」など5種類のゲームをサンプルとして用意し、各ゲームのプロンプト設計を学べる。ゲームプレイ後にプロンプトを改良することで、試行錯誤を通じた創造力や問題解決力を育む、とのこと。

○2、一からプロンプトを設計して完全オリジナルゲームも作れる

「はてなのたまご」機能では、一からプロンプトを設計し完全オリジナルゲームを作成可能。

○3、生成AIの基礎知識も学習可能、利用制限も設置

イラスト付きの解説で、生成AIの仕組みやプロンプトの書き方を学べる。加えて、1日あたりのゲームプレイは最大20回まで、深夜帯は利用不可とし、過度な使用を防止している。

なお、対象は小学校3年生から6年生で、利用は無料となっている。URLは記事末尾を参照してほしい。
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