タメニーは7月10日、「奨学金と結婚・婚活」に関する調査結果を発表した。調査は5月31日~6月10日、結婚相談所「パートナーエージェント」で活動中の25歳~50歳以上の会員311名を対象にインターネットで行われた。
○「奨学金返済を相手に伝えることに抵抗」が45%
調査によると、奨学金の受給経験が「ある」という人は34.7%。「奨学金を返済していることを、相手に伝えることに抵抗がありますか?」と質問したところ、44.5%が「とてもある」「少しある」と回答。一方で、「まったく抵抗はない」と回答した人は41.7%と、ほぼ拮抗する結果に。
年代別に見ると、25歳~29歳では実に77.8%の人が「抵抗がある」と回答しており、若い世代ほど伝えづらさを感じているよう。一方で、年齢が上がるにつれてその割合は低下。年齢とともに伝えることへのハードルが下がっている様子も見て取れた。
「奨学金返済中の人」結婚相手として対象になる?
続いて、「奨学金返済中の人は、結婚相手として対象になりますか?」と尋ねたところ、「対象にならない」と答えた人はわずか8.0%。「奨学金の返済があることを、どのタイミングで伝えてほしいですか?」と聞くと、「真剣交際前」(29.9%)や「2~3回目のデートで」(25.4%)が上位となり、ある程度関係性が築かれた段階で正直に話してほしいという人が多いよう。「伝える必要はない」と答えた人はわずか6.1%だった。
また、結婚後の返済についての考えを聞くと、42.4%が「自分で借りた分は自分で返すべき」と考えていることが明らかに。年代別に見ると、25歳~39歳では「自分で返すべき」が多い一方で、40歳以上では「相手と相談して決める」が増加した。
○「奨学金返済中の人」の印象は?
次に、奨学金を返済中の人に対してどんな印象を抱くのかを聞いたところ、62.4%が「正直に伝えてくれたら信頼できる」と回答。
年代別の特徴としては、25歳~29歳では「経済的に少し不安に感じる」と「正直に伝えてくれたら信頼できる」(39.3%)が同率。30歳~34歳では「自分にも奨学金があるので共感できる」(25.0%)が比較的多く、35歳以上では、「努力家だと思う」「自立していると思う」が多くなり、若い世代ほど「経済的な不安」を感じる傾向がある一方で、年齢が上がるにつれて「努力家」や「自立している」といった前向きな評価がより強く表れる結果となった。
最後に、「奨学金の返済がある場合、伝えるタイミングや伝え方について、コンシェルジュからアドバイスがほしいと思いますか?」と尋ねたところ、64.5%が「アドバイスがほしい」と回答した。