「三谷幸喜『おい、太宰』劇場版」(公開中)の公開記念舞台挨拶が11日、都内で行われ、三谷幸喜監督、田中圭、小池栄子、宮澤エマ、梶原善、松山ケンイチが登壇した。

○三谷幸喜監督、映り込みを防ぐために逃げて崖から落ちる

約100分間一度もカメラが止まらないという極限の緊張感の中で撮影された今作。
三谷監督は「本当はカメラマンさんの後ろについていたかったんですけど、万が一、僕が映りこんじゃってNGになると、大変なことになるので、僕だけ離れたところにある小屋の中にスタンバイしていました」と振り返った。

また、梶原が「(シリーズ)一回目のときは映っちゃいましたよね?」と確認すると、三谷監督は「第一作目のときは始まって40分くらいのところで、僕が映りこんじゃってNGになって、中井貴一さんにものすごく怒られたんで」と回想。さらに梶原から「しかも、ちょっとした崖から落ちてませんでした?」と聞かれ、三谷監督は「2回目のときは崖から落ちた。映っちゃいけないと思って逃げたら、足を滑らせてしまって」「(それを見た)中井さん、笑ちゃってNG」と打ち明けて、笑いを誘っていた。
○「三谷幸喜『おい、太宰』劇場版」

三谷幸喜がオリジナル脚本と自ら監督を務める“完全ワンシーンワンカット”シリーズの新作第3弾となる「三谷幸喜『おい、太宰』劇場版」は、海辺を舞台に、太宰治を敬愛する平凡な男が時代を超えて奮闘するタイムスリップコメディ。足場の悪い浜辺、ドローン撮影など様々なハードルがあるなか、約100分間一度もカメラが止まらないという極限の緊張感の中で撮影された。

三谷作品らしい一癖も二癖もある役を演じ切るのは、田中圭、小池栄子、宮澤エマ、梶原善、松山ケンイチと言う豪華俳優陣。さらに、ここだけしか見られない貴重な特別映像「もう一つのエンディング」が映画館限定で公開される。
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