リクルートが提供する進路情報メディア「スタディサプリ進路」は7月11日、お小遣いに関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は、2025年5月16日~18日の間、全国高校生男女694人・高校生の子どもを持つ保護者310人に対して、2回に分けてインターネットで実施したもの。
はじめに、全国の高校生男女694人に対して、ひと月にもらっているお小遣いの金額を聞いたところ、2025年の平均金額は「5,415円」という結果に。直近3年間の中で最も高い金額となった。
次に、高校生の子どもを持つ保護者310人に対して、子どものお小遣いの使い道を把握しているかを尋ねると、半数以上が「把握している」と回答した。
前項の質問で「把握している」と回答した人に対して、把握する手段を聞くと、「子どもとの会話」(89.0%)が最も多い結果となった。「レシート・領収書を見せてもらう」(6.7%)、「電子マネーの使用履歴を確認する」(2.5%)といった、実態を細かく知る方法は少数派で、保護者が子どもにある程度信頼して任せている様子も感じられたという。
保護者に対し、子どものお金の使い方について、今のうちに学んでほしいことはあるかを尋ねると、76.8%が「はい」と回答。最も学んでほしいこととして、3割以上が「収入と支出のバランスを取ること(予算管理)」と答えた。
また、子どもに渡すお金に関連し、チャレンジしてほしいことを尋ねると、「年間のお小遣いや臨時収入(お年玉や誕生日)を一括で渡し、自ら年間計画を立てて管理する」(47.4%)、「お小遣いや臨時収入を元手にした未成年口座での株式投資」(29.1%)などの意見が集まったという。