SBI証券は2025年6月末時点で、預り資産残高が50兆円を超えたと発表した。2024年5月時点の40兆円から、わずか1年1カ月で10兆円増加したことになる。


同社によると、成長の背景には2023年に実施した「ゼロ革命」が大きく影響している。国内株式売買手数料や新NISA対象の米国株・ETFの売買手数料、米ドル/円為替手数料(※)を無料化し、個人投資家の投資機会を広げたという。

※米ドル/円リアルタイム為替手数料無料はインターネットコース(プランC除く)の口座開設者が対象

そのほか、SBI証券では「マルチポイント経済圏」や「マルチカード戦略」といった外部連携サービスの拡充も進めており、2024年7月からはウェブサイトやアプリのUI/UX改善も順次実施している、とのこと。

同社は「顧客中心主義」の経営理念のもと、今後もインターネット取引サービスの拡充やIFA営業網、カスタマーサービスセンターなどを活用したリテール業務の強化、ホールセール業務の推進に取り組む方針を示している。
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