俳優の吉沢亮と横浜流星共演の映画『国宝』(公開中)の興行収入が、公開38日間で56億円を突破した。また。
観客動員数は398万人を越えていることが明らかになった。
『国宝』は、2017年から朝日新聞にて連載された吉田修一氏による同名長編小説の実写化作。歌舞伎界を舞台にした原作は、連載時から大きな話題となり、2019年に「第69回芸術選奨文部科学大臣賞」と「第14回中央公論文芸賞」をダブル受賞している。
6月6日に公開となった本作だが、公開38日間で興収が5,607,327,700円に達し、観客動員数は3,981,798人と、400万人に手が届く数字となっていることが明らかになった。興行通信社によれば、公開6週目でも、4週連続で週末観客動員ランキングが1位となっているとのことだ。
なお、本作はフランス、スイス、オランダ、韓国、香港、台湾などの9の国と地域での公開が予定されており、海外でのヒットも期待されている。
(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会
【編集部MEMO】
メガホンをとった李相日監督は、2006年に公開された『フラガール』で、第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞、文化庁芸術選奨新人賞を受賞している。2010年に公開された『悪人』は、『国宝』と同じ吉田修一氏の原作による作品で、第84回キネマ旬報ベスト・テンにおいて日本映画ベストの1位に輝いている。
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