電通は7月15日、東京大学と共同で「異能クリエイティブ人材」を育成するプログラム「INOU CREATIVE School(イノウ・クリエイティブ・スクール)」を開講したと発表した。

○取り組みの背景

このプログラムは、今年3月に締結したパートナーシップ協定に基づき、東京大学の知見と電通のクリエイティビティの掛け合わせによって「異能クリエイティブ人材」を育成し、選ばれたアイデアを電通主導でプロジェクト化、学生を含む産学協働で社会実装する取り組みだ。


東京大学は日本を代表する教育機関として、多様な学問や研究分野で高度な知見を蓄積してきた。電通は広告コミュニケーションを通じて多様な課題解決のクリエイティビティを磨いてきた。現代は従来の常識では解決できない課題が増えており、人と異なる視点を持ち、人と異なるアイデアを実現できる人材が必要とされている。

○プログラムの概要

「INOU CREATIVE School」は、両者の強みを融合させることで、両者の強みを掛け合わせ、独創的なアイデアで社会課題を解決できる人材の育成を目指す。

2025年度の第1期では「東京湾を、世界一豊かな海に。」をテーマに設定し、参加学生は講義や多様なフィールドワークを通じて、アイデアの発想から実現までを体系的に学ぶ。
電通はこのプログラムで、独自のクリエイティビティを生かした発想法や企画力、社会実装のプロセスを体験できる機会を提供する。なお、2026年度には新たなテーマで第2期プログラムの実施を予定している。

電通と東京大学はこのプログラムを通じて、独自の視点による新たなアイデアを創出し、社会課題の解決をリードする人材の育成・輩出に貢献していくとしている。
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