俳優の吉沢亮が主演を務める映画『ババンババンバンバンパイア』(公開中)の舞台挨拶が実施され、吉沢と共演の板垣李光人、浜崎慎治監督が登壇した。
『ババンババンバンバンパイア』は、『別冊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載中の奥嶋ひろまさ氏による同名マンガを、吉沢亮主演で実写映画化した作品。
7月15日、新宿ピカデリーにて、作品のスマッシュヒットを記念した舞台挨拶が実施され、吉沢と板垣、浜崎監督が登壇した。
吉沢と板垣は、夏先取りの涼し気な浴衣姿で登場。公開後の反響について吉沢は「今撮影中の現場で共演している方から『観ましたよ』とお話し頂いたりして、観てくださった方々が楽しい体験をしている感じが伝わって来て非常に嬉しく思っています」と喜び、板垣は「SNSもそうですし皆さんから色々なお声を頂いていて、沢山の方に届いている実感があって嬉しいです」と喜びながら「私事ですが昨日も実はイベントで浴衣を着ていまして、なかなか二日連続で浴衣を着る機会もなかったものですから……。日本の夏を感じています!『ババンババンバンバンパイア』でも夏を感じてくださいね」と会場を笑わせた。浜崎監督から「沢山の方から高評価を頂いており、一番多いのが(吉沢主演の)『国宝』との温度差で風邪を引くと……。もはや夏風邪です」との報告が上がると、吉沢は「それよく言われます。どちらも血を求めているねと。『今年の吉沢亮は血を求め過ぎている』と……」と自覚があるところをうかがわせた。その発言に板垣は「その血を求める一人に僕がなっているわけですから、こんな光栄なことはありません!」と大喜びの様子。また吉沢は板垣の浴衣姿に触れて「すっばらしい!」と絶賛し「本編では彼だけ甚平でそれはそれで素晴らしいですが、今日の姿を見てください。帯に差し色の赤とか入っちゃって。
自身の娘が本作を鑑賞したという浜崎監督。印象的な場面を尋ねると「李仁の元に駆け寄る蘭丸の走り方が良かった」と言われたという。浜崎監督は「本来台本にはなかったシーンだけれど、吉沢さんからの提案で生まれた場面。本編中に散々ネタを仕込んだのに、一番印象に残ったのがそこ!? と思ったけれど(笑)、確かにあの走り方は面白くて笑いに色気と品がある」と納得。板垣も「走っている様も面白いけれど、ちゃんと美しい。新しいジャンル」と吉沢のフォームの華麗さを絶賛した。また森蘭丸のとあるバトルシーンではリアルに空に稲光が走ったそうで、板垣は「天気までこの人は変えちゃうんだ。神か!? と思った」と吉沢の神通力に舌を巻いていた。
舞台挨拶後半では、SNSに寄せられた観客からの質問に答えるコーナーを実施。
最後に浜崎監督は「コメディですがピュアな愛の詰まった作品です。家族や親子で観に行ける作品なので大切な方と鑑賞していただきたいです」とアピール。板垣は「エンタメがギュッと詰まった作品で、登場人物一人一人が真っすぐで愛おしい。一途に愛する素晴らしさを教えてくれる作品です。今年の夏は暑いので本作を観て笑い飛ばしてもらいたい」と期待を込めた。主演の吉沢は「この作品はコメディ映画で笑えるところも沢山ありますが、愛するものに熱量を注ぐことによって自分が幸せになっていくという素敵なメッセージ性も込められた作品です。本作の中に推しを見つけていただいて、その推しのために何度もリピート鑑賞して本作を盛り上げていただけたら嬉しいです」とさらなる大ヒットを祈願した。
(C)2025「ババンババンバンバンパイア」製作委員会 (C)奥嶋ひろまさ(秋田書店)2022
【編集部MEMO】
映画『ババンババンバンバンパイア』ストーリー
銭湯で働く森蘭丸(吉沢亮)、その正体は450歳のバンパイアだ。至高の味わいである「18歳童貞の血」を求め、銭湯のひとり息子である15歳の李仁(板垣李光人)の成長と純潔をそばで見守っていた。ある日、李仁がクラスメイトの葵(原菜乃華)に一目惚れ。恋が成就すれば、それすなわち童貞喪失の危機となり、蘭丸による決死の童貞喪失阻止作戦が幕を開ける。葵の家を訪ねる蘭丸だが、バンパイアオタクの葵から恋心を抱かれてしまう始末。