パチンコメーカー40社で構成される日本遊技機工業組合(日工組)は、パチンコ・パチスロのさらなる楽しさと快適さを追求し、有線イヤホンに対応した新型遊技機を2025年10月より導入開始する。

■有線イヤホン機能でユーザーの没入感がアップ!新たなエンタメ性を提供
有線イヤホン対応の遊技機にはイヤホンジャックが搭載されており、ユーザーが自由にイヤホンを抜き差し可能。
接続すれば直接イヤホンから遊技機の音声を聞くことができ、迫力や臨場感の増した、これまでにない“没入型”の遊技を楽しむことができる。今後はさらにBluetooth対応の遊技機も視野に入れており、より進化したパチンコ・パチスロによる新たな遊技体験を提供していくとしている。

■遊技環境が快適になり、新規ユーザーの来店にも期待
近年、ユーザーのニーズはますます多様化しており、一般社団法人『日本遊技関連事業協会』が実施した「パチンコプレイヤー調査2024」では、約6割のユーザーが「イヤホン対応機能を望む」と回答するなど、特に若年層や女性を中心に遊技環境への関心が高まっている。有線イヤホン機能はこうした声に応えるとともに、新規ユーザーが来店しやすい環境づくりにも貢献すると考えられている。

従来、パチンコホールに対しては「タバコ臭い」「音がうるさい」といったネガティブなイメージが根強くあった。しかし、2020年春の屋内原則禁煙を契機に分煙が進み、「空気が悪い」という印象は着実に改善されつつある。これと同様に、イヤホン機能の導入、普及が進むことで騒音の課題解消が見込める。さらに、ユーザーにとっての利便性、遊技性の向上にとどまらず、ホールで働く従業員にとっても快適な職場環境となるため、働き方改革やリクルーティングの強化など、ホール業界の将来的な発展にも寄与することが期待される。
○●「みんパチ・スロサミ2025」では有線イヤホン、Bluetoothブースを出展

2025年8月9日(土)開催の「みんパチ・スロサミ2025」では、昨年に続き、来場者向けに有線イヤホン、Bluetoothを搭載した遊技機が体感できるブースが設置される。

有線イヤホンジャックを搭載した遊技機は、現時点で2025年10月初旬導入予定の「Pスーパー海物語IN沖縄6」(三洋物産)から導入開始予定となっている。今後のパチンコ業界が新たに描く“快適・没入型”の遊技体験に注目したい。
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