フランス・ニースで6月に開催された国連海洋会議(UNOC)に、世界初となるAIと海洋政策、そして環境を融合させた新たな国際ガイドラインが発表された。
同会議には、日本で生まれ、現在は世界を拠点に活動する「WORLD HIKARI Project」の代表団が登壇。
APECの官民協働プラットフォーム「APFF(アジア太平洋金融フォーラム)」で保険、ヘルスケア、年金、サステナブル投資、デジタル分野の座長を務めるMack氏(本名・大久保亮)が、日本の年金制度をはじめ、世界各国の政府アドバイザーを務めるWORLD HIKARI Projectの取り組みを紹介した。Mack氏はWORLD HIKARI Projectのグローバルアンバサダーを務めている。
Mack氏は、トランジションファイナンスの鍵となることは「AIとデジタル革新」であることを訴えた。そこで、Mack氏が【奇跡の13歳】と呼ばれるレア君(国連子どもサミット共同創設者)と開発したAI「AIDEAR」を発表
。将来のAI開発における規制の振り子を防ぎ、ルールメーカーとして機能する。
Mack氏が率いるAPFF加盟団体の年間累計投資額は100兆円を超える。WORLD HIKARI Projectが推進するGX投資は、AI×テクノロジー×教育×文化×国際協力を目的とした国際金融の枠組みを統合し、民間主導ながらも各国政府・国連諸機関との連携を深めていくもの。WORLD HIKARI Projectでは、世界最大のトランジションファイナンス連携組織の創設を考えている。
すでに複数の国際機関からの協力を要請されており、国際的な経済政策や国際法を定めるルールメーカーを巻き込んだ取り組みとなる。脱炭素社会への移行に伴う治安リスクに対し、日本の公安組織と各国の警察機関も密接に連携しながら、安全なトランジションファイナンスの実現を支えていくこととなる。
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