フリーは7月18日、「子連れ出勤に関する調査」の結果を発表した。調査は7月3日~7日、小学生の子どもを持つ全国の共働き世帯のうち、25歳~45歳の既婚者958名を対象にWebアンケート方式にて行われた。


調査によると、お盆の時期を含む夏休み期間中、子どもの預け先が見つからず困った経験が「ある」という人は67.3%。うち、半数以上が「仕事を休んだ」(56.4%)、「時間単位の有給休暇などを取得した」(51.2%)という。

そこで、小学生の子どもを職場に連れてくる「子連れ出勤」について利用意向を尋ねたところ、およそ7割が「利用してみたい」(33.0%)あるいは「利用を検討したい」(35.4%)と前向きに考えていると同時に、86.4%もの人が、「子連れ出勤を利用すると職場に迷惑がかかる(やや+強く)」と不安を抱いていることが明らかに。

しかしながら、「もしも職場に迷惑がかからないような環境やサポート体制が整っていれば」と条件を付けて再度利用意向を尋ねると、「利用したい」の割合は85.2%にのぼった。

続いて、小学生の子どもが夏休み期間中に遊んでいる場所を教えてもらったところ、最多は「祖父母宅」で43.4%。次いで「学童保育」(38.7%)、「自宅(保護者が在宅勤務中)」(36.6%)が上位となり、特定の預け先に頼っている状況が浮き彫りに。一方、「近所の公園や児童館」と回答した人の割合は16.3%にとどまり、近年の猛暑において、夏休み期間中に外で遊ばせることに「心配がある」と回答した人の割合は83.9%にのぼった。
○フリー、子連れ出勤「つばめっ子スペース」を実施

同社では、昨年から従業員と子どもが一緒に出社するための施策「つばめっ子スペース」を実施している。子どもを預けるのではなく、従業員が子どもと出社して執務スペースではなくオープンスペースを使って子どものそばで業務に取り組むことができるというもの。

子どもの管理監督責任は親である従業員としており、ミーティングや打ち合わせに参加する際は、オープンスペースに駐在している有志の従業員が見守り役を行う。また、freeeの部活制度であるボードゲーム部の備品等を活用し、子どもが飽きたときに遊べる工夫もしているとのこと。
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