モリサワは7月23日、Webフォントサービス「TypeSquare」について、段階的に提供を終了すると発表した。
TypeSquareは、2012年から展開されているWebサイト向けのモリサワフォント提供サービス。
2025年11月25日以降、新規利用者の受け入れおよびプランの新規購入を停止。既存利用者についても、オプション(利用ドメイン数や書体数の追加、月契約のPV数超過)購入はサービス終了まで可能だが、2027年11月30日をもって全プランの更新受付を終了する。
後継となるMorisawa Fontsは、デスクトップフォントとWebフォントの両方を提供するフォントサブスクリプションサービス。Webフォント機能では、特定フォントのスタイルを事前登録し、必要なフォントファイルのみを配信する新方式を採用している。この仕組みにより、TypeSquareと比較して高速な配信とサイトパフォーマンスの向上が期待できるという。
同社では既存のTypeSquare利用者に対し、Morisawa FontsのWebフォント各プランへの契約移行を検討するよう呼びかけている。2025年11月下旬からは年間4,800万PV以上に対応した新プラン「Webフォント Pro」も提供開始予定で、クラウドサービスや大規模Webサイトでの利用にも対応する計画だ。