「楽天市場」は8月21日、9月1日の「防災の日」を前に、「防災意識と防災グッズに関するアンケート調査」の結果を発表した。

同調査は2025年8月1日、10代から70代までの男女1,200人を対象にインターネットで実施した。


「防災意識は年々向上していると感じますか?」という問いに対し、「変わらない」と回答した人は41.6%であった一方で、「向上した」「どちらかといえば向上した」と回答した人は42.9%と、防災意識が向上している傾向がみられる。

2024年以降に購入した防災グッズについて尋ねたところ、「水」「非常食」「モバイルバッテリー・乾電池」「マスク・ウェットティッシュ」「非常用トイレ」が上位に挙がった。

また購入時に意識することについては、価格やコストパフォーマンスよりも「長期保存が可能か(食料、水、電池など)」「必要なものが一通り揃っているか」「日常使いもできるか」という回答がトップ3となった。

このことから、消費者は防災グッズを購入する際に、実用性や網羅性を重視していることがうかがえる。

備蓄品を日常的に消費しながら補充していく「ローリングストック」について、34.2%の人が「知っていて実践している」、または「知らないが実践している」と回答した。

一方で、「知らない」と回答した人は39.2%、「知っているが実践していない」人は全体の26.7%という結果に。

また、期限が近くなった非常食の使い道を尋ねたところ、「そのまま消費する」という回答が最も多く、無意識に「ローリングストック」を実践していることがわかったほか、「フードバンクに寄付する」といった回答も見られ、食品ロス削減や社会貢献への意識が芽生えつつあることも示唆された。

また「フェーズフリー」については、全体の67.2%が「知らない」と回答し、実践している人(「知っていて実践している」「知らないが実践している」の合計)は23.2%となった。

「非常時だけでなく日常使いと併用できる防災グッズがあったら購入したいか」という問いに対しては、46.0%が「購入したい」と回答しており、防災専門ではなく日常生活でも使える防災グッズの需要が高いことを示している。
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