LENDEXは8月14日、「貯金に関する調査」の結果を発表した。調査は7月3日、20代~60代の男女300名を対象にインターネットで行われた。


現在の貯金額を教えてもらったところ、「0円(貯金なし)」と回答した人は11.3%。一方で3,000万円以上保有している人が14.7%存在し、世帯や職業による資産格差が浮き彫りに。中間層は「500~1,000万円」(14.0%)、「1,000~2,000万円」(13.3%)が多く、住宅ローンの有無や家族構成による影響が大きいよう。

貯金の目的としては「老後資金」(46.6%)がダントツに多く、次いで「将来の病気や失業などへの備え(生活防衛資金)」(25.6%)が続き、不測の事態への備えが重要視されている傾向に。「目的はないが貯めている」という層は14.3%だった。

次に、「今後1年の間に『貯金を増やすために取り組みたい』と思う行動」を聞いたところ、最も多かったのは「支出の見直し・節約」(58.7%)だった。物価高や将来不安を背景に、まずは日常的な出費を抑えて家計を守ろうとする姿勢がうかがえる結果に。また、「資産運用にチャレンジ」(26.0%)と回答した人も3割近くにおよび、支出削減だけでなく“お金を増やす”方向にも関心を持つ人が一定数いることが明らかに。次いで「固定費の見直し」が22.0%で続いた。

一方、「特に何も取り組む予定はない」と回答した人も25.7%存在し、貯金や資産形成に積極的な層とそうでない層の二極化が浮き彫りとなった。
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