ファミリーマートは、9月9日から「極旨 黒豚まん」と「極旨 黒豚まんカレー」の2種を発売する。人気商品の黒豚まん初の新味。
○まだ暑いけれど中華まんがこの時期から売れる理由は……
商品発表会で開発担当の商品本部 日野夏喜氏は、2025年のファミマの中華まん販売を8月19日からスタートさせたことに触れ、「例年この時期から販売をスタートする意図は、お盆明けに夏の商品から秋の商品に切り替わるタイミングで、お客様も秋の味覚気分になってくるから」と説明。まだまだ暑さが厳しいものの、購入理由の上位には「小腹満たし」「手軽さ」「タイパの良さ」「冷房で冷えるので温かいものがほしい」といった声があると話した。
特に2024年は中華まんとしては高価格帯の200円台の商品がよく売れたという。その理由については「原材料や素材のこだわりであったり、ボリューム感、手作りなど製造のこだわりの付加価値をご評価いただいた結果だと思っています」と分析し、中でも最も人気だったのが「極旨 黒豚まん」だったと明かした。
極旨 黒豚まんは2019年の発売以降、味の進化を続けている人気定番商品。2024年12月には第82回「ジャパン・フード・セレクション」最高位のグランプリを受賞するなど、その味わいには定評がある。
今年はシリーズ初フレーバーとなる「極旨 黒豚まんカレー」も新たに発売する。「極旨 黒豚まんで食べてみたい味」アンケートで1位を獲得したことから実現した新商品だ。
○肉のごろごろ感、そして旨味がじゅわっとたまらん! 「極旨 黒豚まん」
ひと足早く、「極旨 黒豚まん」と「極旨 黒豚まんカレー」を試食させてもらった。
まずは、「極旨 黒豚まん」。
撮影のために断面を見てみると、「具材比率50%にこだわる」と開発担当が話すほどの具材の多さに驚く。
肉が粗くミンチになっているので噛みしめる度にじゅわっと豚肉の旨さが溢れ、加えて玉ねぎの甘みも口の中広がる。1個でもかなり食べ応えがあるが、なんと定番の「本格肉まん」と比較して1.3倍もあるという。具材にばかり気を取られてしまいそうだが、生地はもっちりとしていてこれだけ食べても美味しいと感じるほど。
○山椒香る欧風カレーソースの新作 「極旨 黒豚まんカレー」
続いては今年初登場の新商品「極旨 黒豚まんカレー」。
「極旨 黒豚まん」の中心部分にさらに22種の香辛料を配合した山椒香る欧風カレーソースを入れた。「極旨 黒豚まん」の美味しさに加えてさらにカレーのコクと旨味がプラスされるイメージだ。
食べてみると、奥行きのある深い味わいなのに、山椒が効いていることで後味がさっぱりとして食べ進めやすい。そして恐ろしいのがボリューム感は「極旨 黒豚まん」と同じでさらにカレーソースが加わっているというのに、価格が同じであること。なぜ? と思い聞いてみると「企業努力」だという。恐るべし。
可能であれば食べ比べを楽しんでほしいが、どちらか選ぶなら豚肉の旨味を堪能したいなら「極旨 黒豚まん」、カレーが好きな人は「極旨 黒豚まんカレー」がおすすめ。