八芳園は9月12日、「割烹 BUTAI」とパティスリー「八芳園洋菓子店」を「NEWoMan TAKANAWA」(東京都港区高輪)にオープンする。
○"江戸"を料理のテーマとした「割烹 BUTAI」誕生
NEWoMan TAKANAWA LUFTBAUMの29Fに、八芳園が手がける割烹 BUTAIがオープンする。
店舗のコンセプトは「日本の食文化が集う場所」。自らの目で確かめ惚れ込んだ食材や器の歴史的背景、つくり手の想いとともに、料理人が伝統的な道具や技を用いて調理した料理を「美しい物語」として提供する。
料理は「江戸」をテーマに、全国から東京に集まる豊かな魚介や、主に関東地方で収穫された野菜を使用。同社が連携協定を締結している地域の生産者による食材もふんだんに使い、料理人が自ら選んだ旬の食材で作る料理が提供される。さらに、海外からの来店客にも和食を楽しんでもらえるよう、ビーガンに対応した精進料理の提供も予定している。
ランチには、蕎麦、鰻、小鍋など"江戸"をテーマにした味わいを贅沢に集めた特別なメニューを用意した。
また、提供する日本酒の中にも"江戸"へのこだわりがある。例えば、東京23区唯一の酒蔵「東京港醸造」が作る"江戸開城"は、100年の時を経て蘇った日々変化しつづける東京をイメージした日本酒。また栃木県の「せんきん」が手がける、"仙禽 ~江戸返りシリーズ~"は江戸返りでいい景色を作るという想いで20年ぶりにリブランディングされた日本酒となる。
同店の大きな特徴として挙げられるのが、来店客の目の前で料理を作る「割烹」スタイルであること。コースの始めには、全国から厳選した旬の食材について、料理人より説明が行われる。どのような食材を、どんな道具を使い、料理人がどう調理していくのか。
食事を楽しむ席は、カウンター席と6つの個室(うち1室は特別個室)となっている。特別個室には専用のキッチンが設けられており、料理人が目の前で調理を行う。
○八芳園初の街のパティスリー「八芳園洋菓子店」誕生
NEWoMan TAKANAWA North 1Fにオープンする八芳園洋菓子店は、八芳園が手がける洋菓子店の新ブランド。同社として初の商業施設への出店、街のパティスリーが誕生する。
商品はケーキやシュークリームなどの生菓子から、焼き菓子、ボンボンショコラ、マカロンなど常時40種類以上をラインアップ。モンブランやタルトなど、季節ごとの洋菓子も用意している。
他では味わえないこだわりの商品として、和三盆のやさしい甘みが広がる、うるち米を使用した「プリンロール」や、軽やかなカカオサブレ生地の中に自家製アーモンドプラリネとキャラメルソースを忍ばせた「サブレ ショコラ サレ」、四季をイメージした「パウンドケーキ」などがおすすめだという。
また、パティシエが作る特製パンも店頭に並ぶ。特にクロワッサンとパンオショコラがおすすめだという。発酵バターを使って丁寧に織り込まれた生地は、厳選された小麦とバターの風味が楽しめる。
フードロス削減の取り組みも同店の特徴のひとつ。
八芳園は、JR東日本と「共創パートナーシップ協定」を締結している。TAKANAWA GATEWAY CITYを起点に、日本文化と地域の魅力を世界へ向けて発信していくという。