ZWEIは9月11日、「推し活(応援)と恋愛の両立」をテーマにしたアンケート調査の結果を発表した。調査は2025年5月1日~5月11日、男子バレーボールを応援している男女512名を対象にインターネットで行われた。


○推しは推し、恋は恋 - どちらも本気で楽しむ時代

かつては「推し活をしている人=恋愛には興味がない」と思われがちだったが、今やその常識は崩れつつある。同社の調査では、交際・結婚後も8割が「応援は続けたい」と回答。推しを応援することと恋愛は"どちらかを選ぶもの"ではなく、"どちらも本気で楽しむもの"という価値観が浸透しつつあることがわかる。

たとえば、スポーツ選手を応援することは、感動や高揚感を日常にもたらしてくれるもの。恋人との関係が安定していても、「応援している選手の笑顔に救われた」と感じる瞬間があるように、心の中に複数の"ときめき"が共存するのが今の恋愛スタイルのようだ。

恋人と推しは"別枠"が当たり前


推しと恋愛の話題においてよく言われるのが、「推しがいると、恋人に求める理想が高くなるのでは?」ということ。そんな疑問に対し、実際には7割以上が"理想は変わらない"と回答している。

たとえば、バレーの試合中に感じるような"全力で頑張る姿へのリスペクト"と、恋人に求める"安心感"は別のもの。応援は選手が夢を叶える姿や努力へのエールであり、恋愛は現実のパートナーとして大切にする。そうした感情のバランス感覚が、今の恋愛観には根付いてるようだ。
○両立するには"理解"と"自己管理力"が鍵

とはいえ、両立していくにはポイントがあるはず。実際、調査では「相手の理解」が最も大切とされ、次いで「お金の管理」「時間の確保」という結果が出ている。


ライブや試合観戦、グッズに費やす情熱を維持しながら、恋人との時間を蔑ろにしない。そのためには、感情・行動・金銭のセルフマネジメント力が求められる。

また、一番大切な「お相手の理解」だが、現実では難しいパターンもあるようだ。調査では、「推しにガチすぎて元彼にどっちの方が好きなのって責められて別れちゃいました」、「以前の恋人と『推し活のことで行き過ぎだ』とケンカしたことがあります。恋人と同じ土日が休みだけど試合が土日なので一日通して会える時間が少なくなりました。その人によりますが推し活の理解をしてもらうことはとても難しいのかなと思いました」といったエピソードが寄せられた。
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