歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未が10日、都内で会見を行い、婚約を発表した。

橋之助は「このたび私、中村橋之助と能條愛未は婚約いたします運びとなりましたことをご報告させていただきます。
本日たくさんの方にお集まりいただきまして、記者会見をさせていただけますことを非常にうれしく思っています」と挨拶し、「役者としても1人の男としても、お客様を大事に、家族を大事に、仲間を大事に、そして愛未を大事に素敵な家庭を築いていきたいと思っています」と決意を述べた。

能條は「大勢の皆様の前での記者会見は私自身初めてのことになりますので、大変緊張していますが、ファンの皆様への感謝の思い、そして関係者の皆様お一人お一人への感謝の思いを胸に、成駒屋に嫁ぎ、橋之助さんを隣でしっかりと支えられるよう精進していきたいと思っています」と語った。

今の心境を聞かれ、橋之助は「幸せです、本当に。金屏風の前で愛未と2人で皆さんの前でお話できるというのが何より幸せですし、ここに来るまでは僕の方が緊張していたんですけど、先ほど控え室で完成した愛未を見たらワクワクの気持ちが勝ってきて、今は本当に幸せいっぱいです」と笑顔でコメント。

能條は「1週間前ほどからドキドキが止まらなくて、質疑応答の練習を、質問し合ってやっていたんですけど、今日を迎えたら私も楽しみに思ってきまして、こうして皆様の前で2人そろって言えることを、すごく幸せを噛みしめております」と話した。

2人は、2021年に上演されたミュージカル『ポーの一族』で共演。その後、橋之助が能條に告白して交際をスタートさせ、今年7月に橋之助がプロポーズしたという。挙式・披露宴は来年初夏の予定。
○中村橋之助 プロフィール

1995年12月26日生まれ。中村芝翫の長男。祖父は七世中村芝翫。2000年9月歌舞伎座『菊晴勢若駒』の春駒の童ほかで初代中村国生を名のり初舞台。
2016年10・11月歌舞伎座『一谷嫩軍記 熊谷陣屋』の堤軍次ほかで四代目中村橋之助を襲名。2025年は、1月新春浅草歌舞伎『絵本太功記』の武智光秀、6月博多座『双蝶々曲輪日記 引窓』の南与兵衛後に南方十次兵衛、8月歌舞伎座『越後獅子』の角兵衛獅子、9月歌舞伎座『菅原伝授手習鑑 賀の祝』の梅王丸、10月歌舞伎座『義経千本桜』の武蔵坊弁慶などを演じる。5月には三兄弟による自主公演「第三回 神谷町小歌舞伎」(浅草公会堂)を開催した。歌舞伎以外では、2021年にミュージカル・ゴシック『ポーの一族』に出演。2025年1月に初主演映画『シンペイ 歌こそすべて』が公開。2026年新春浅草歌舞伎では『傾城反魂香』の浮世又平後に土佐光起又平などを演じる。
○能條愛未 プロフィール

1994年10月18日生まれ。2011年、乃木坂46の第1期生オーディションに合格。乃木坂46 1stシングル「ぐるぐるカーテン」でCDデビューを果たす。アイドルとしての活動の傍ら、女優として数々の作品に出演し、グループ卒業後は女優業へさらに力を入れている。最近の主な出演作は、A new musical『FACTORY GIRLS ~私が描く物語~』(2019年・2023年)、KERA CROSS第二弾『グッドバイ』(2020年)、ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』(2021年)、舞台『本日も休診』(2021年)、ミュージカル『マリー・キュリー』(2023年)など。 2025年は、Reading Drama『BLINK』、ミュージカル『憂国のモリアーティ』大英帝国の醜聞 Reprise、ミュージカル『マリー・キュリー』に出演。
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