ザルームツアーは11月11日、「住宅ローンと年収に関する実態調査2025」を発表した。同調査は2024年4月~2025年10月、全国の注文住宅購入者を対象に、オンラインアンケート形式で実施した。


住宅ローンの頭金について尋ねたところ、54%が「入れていない」、46%が「入れた」と回答した。頭金を入れない理由は、「住宅ローン控除を最大限活用したい」「金利が低いので資産運用に回したい」「現金を手元に残したい」などが目立った。

月々のローン支払い額について聞くと、「10~20万円」(57.1%)が最も多く、「1~10万円」(36.2%)、「20~30万円」(5.1%)、「30万円以上」(1.5%)と続いた。

ボーナス払いをしているか尋ねると、「していない」人が74%で多数派だった。

世帯年収について聞くと、62.2%が「1,000万円未満の世帯」、37.8%が「1,000万円以上」だった。平均値は1,097万円、中央値は950万円となっている。家の予算は平均6,289万円、中央値は5,000万円で、4,000~5,000万円台がボリュームゾーンだった。

世帯年収に対して予算はどうしたか尋ねたところ、「年収400~700万円」の場合の予算は2,600~4,600万円、「年収701~1,000万円」の場合の予算は3,700~6,600万円、「年収1,001万円以上」の場合の予算は5,000万円~1億円だった。

予算オーバー時のコスト調整方法については、最も多い回答が「坪数を減らした」で、2位が「仕様を標準に戻した」、3位が「建具を減らした(ロールスクリーンやオープン収納化)」だった。

金利は、変動金利が70%と圧倒的に多かった。全期間固定金利は18%、固定期間選択型は12%だった。選択の理由については、変動派は「低金利を活かしたい」「柔軟に見直したい」、固定派は「支払いの見通しを立てやすい」「安全性を重視」が目立った。
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