「HOKENO」を運営する東京海上日動火災保険は11月17日、「妊娠・出産期のお金と保険」に関する意識調査の結果を発表した。調査は2025年9月、全国の妊娠中~2歳までの子どもを持つ20代~40代の男女351名を対象にインターネットで行われた。

○家族のお金について話し合いできている?

家族のお金(家計管理、貯蓄、保険など)について、パートナーと話し合いができているか質問したところ、「話し合いができている」(74.6%)と、話し合いができている人が約7割と比較的多いという結果になった一方で、「話し合いができていない」(25.4%)と、約4人に1人がお金のコミュニケーション不足であることも判明した。また、パートナーとお金(家計管理、貯蓄、保険など)について話し合う際に、どのような感情を抱くか質問(複数回答)したところ、「理解してくれると感じる」「前向きに検討してくれる」との回答が大半を占める一方で、「精神的に疲弊する」(11.4%)や、「話しにくいと感じる」(11.1%)などの項目への回答も見られ、夫婦であってもお金について話し合う際、感情的な負担があるようだ。

次に、パートナーと家族のお金について「もう諦めている」「見て見ぬふりをしている」と感じる、言いたいけど言えないこと、聞きたいけど聞けないことがあるか(複数回答)の質問に対しては、約6割が「特にない」と回答した一方、「現在の家計状況で将来やっていけるのか、不安だが聞けない」(17.9%)や、「保険の内容を深く考えるのが面倒で放置している」(12.3%)、「パートナーの浪費癖を指摘できない」(8.3%)という実情もあることがわかった。

また、家族のお金(家計管理、貯蓄、保険など)について、パートナーと話し合いが「できている」と回答した人(74.6%)の中でも、「現在の家計状況で将来やっていけるのか、不安だが聞けない」(13.0%)や、「保険の内容を深く考えるのが面倒で放置している」(9.5%)など、話し合いの場でも本音で話せていない人が約3割いることがわかった。(以下グラフのパートナーと家族のお金について話し合いが「できている」と回答した人で、言えない、聞けないことについて「特にない」と回答した人以外を「本音で話せていない人」と定義)

家族のお金に関して負担に感じること


家族のお金問題に関して、「なぜか自分ばかりがやっている」「正直、負担に感じる」と感じることはあるか(複数回答)の質問に対し、「特にない」と回答した人が約半数ではあるが、「日用品や食費の節約術の情報収集・実践」 (27.6%)、「ふるさと納税やポイント活動など、お得情報のチェック・活用」(17.9%)、「税金や社会保険に関する情報収集」 (17.4%)、「家計簿の記入やレシートの整理」(17.1%)と、どちらか一方が情報収集・旗振り役にまわり、それに対し負担を感じている傾向がある事がわかった。

また、「なぜか自分ばかりがやっている」「正直、負担に感じる」ことの中に、「税金や社会保険に関する情報収集」 (17.4%)、「保険の検討や、保険の管理全般」(13.4%)と保険に関しての負担も多いことがわかった。そんな中、パートナーと保険選びの結論が出せない場合に、どんな助けがあれば良いかの質問(複数回答)では、「自分たちと同じ年代の人が、どんな保険に加入し、特約をつけているかを知ることができる」が約半数 (45.0%)、「プロが作成した自分たちにあったプランを、手軽に取り寄せ・検討できる」(41.0%)と、具体的な情報収集や、手軽さを求める声が多数を占めた。

○妊娠・出産を機に保険の見直し・加入をしたか

妊娠・出産を機に、保険の見直し・加入をしたかについて質問したところ、「保険については何もしなかった」と回答した人が36.5%と、約3人に1人がライフステージの変化に直面しながらも、保険に関して優先順位が低かったことがわかる。さらに「保険については何もしなかった」と回答した人に保険の見直し・加入をしなかった理由を質問したところ(複数回答)、「面倒だった」(18.0%)、「時間がなかった」(14.1%)、「方法がわからなかった」(10.2%)という結果となった。

また、家族単位で保険を検討する際、保障/補償の過不足(例:夫婦で二重加入している、または必要な保障/補償がどちらも未加入など)に注意が必要だと知っている人は約6割近くいることがわかった。しかし、実際に自分とパートナーの保険内容を確認したことがある人は、半数以下(44.4%)にとどまっている。この結果から、半数以上の人が家族単位での過不足の注意、見直し検討の重要性は知っているにも関わらず、確認せず後回しにしている、という行動ギャップを抱えていることがわかる。
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