日本製鉄は12月1日、同社が提供するGXスチール「NSCarbolex Neutral」が、三和シヤッター工業の鋼製重量ドア「YAGドア green flag」に採用されたと発表した。同日より販売が開始されている。


○取り組みの概要

三和シヤッター工業を中核とする三和グループは、2050年度に向けて事業活動に伴うCO2排出量の実質ゼロを目指すカーボンニュートラル方針を掲げており、サプライチェーン全体での排出削減に取り組んでいる。今回、Scope 3上流における温室効果ガス排出削減に寄与する点が評価され、NSCarbolex Neutralの採用に至ったという。

同社では、精密溶接が可能なレーザー工法を採用することで、YAGドアに板厚の薄い表面材を使用し、扉1枚あたり約72kg-CO2を削減している。

今回、新たにNSCarbolex Neutralを用いることで、さらに約67kg-CO2の削減が見込まれ、合計で約139kg-CO2(約82%相当)の排出量削減につながるとしている。
○今後の取り組み

三和シヤッター工業は、GXスチールを使用した新たな商品シリーズを立ち上げており、YAGドア、YAGドア戸袋付防火ドア、BL鋼製重量マンションドアなども対象商品に含まれる。同社は引き続きCO2排出削減の取り組みを進める方針だ。

日本製鉄は、GXスチール「NSCarbolex Neutral」の提供を通じて、顧客の脱炭素化や競争力強化、さらにはカーボンニュートラル社会の実現に貢献していくとしている。
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