上沢はどんな使われ方をするのか。いずれにせよ存在感を示したいところだ(C)Getty Images
いよいよチャンスの舞台が与えられそうだ。
ウースターではここまで3試合に先発して、2勝1敗、防御率4.80。15イニングを投げて被安打15、8失点、8自責点、17奪三振という成績だった。
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早速ボストンの野球ファンも反応をみせた。
上沢は日本ハムからポスティングシステムを利用して、レイズへ移籍。1月にマイナー契約を結び、招待選手としてメジャーキャンプに参加していた。ただオープン戦では4試合で0勝1敗、防御率13.03と結果を残せず。
ここで上沢は譲渡条項というオプションを行使した。これは他のメジャー29球団に上沢を状況を公示し、メジャー契約を結ぶ意思があるかを問うもの。メジャー契約を結ぶ意思がある球団が現れれば、レイズは上沢とメジャー契約を結んで40人枠へ入れるか、もしくは獲得希望球団へ放出するかのいずれかを迫られる。ここで手を挙げたのが、レッドソックスだった。
レッドソックスは開幕直前に先発右腕のルーカス・ジオリトが負傷離脱。
前述のハイド氏も岡島の名前を挙げていたが、レッドソックスではこれまでも数多くの日本人投手が活躍してきた。大家友和に始まり、野茂英雄、岡島、松坂大輔、斎藤隆、田澤純一、上原浩治、沢村拓一に続き、伝統のユニホームに袖を通す日本人投手は9人目となる。そして現在、野手では吉田正尚がプレーしている。
デビューの対戦相手はどこになるのか、またその場面は。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]