打撃上昇気配があった吉田正尚が左手を負傷した(C)Getty Images

 レッドソックスの吉田正尚が現地時間4月28日(日本時間29日)、本拠地フェンウェイ・パークでのカブス戦に「6番・DH」で出場し、第2打席で中堅へ痛烈なライナーの安打を放って2打数1安打という成績だった。打率は.275となっている。

【動画】痛烈ライナー!吉田正尚が2試合連続の安打を放ったシーン

 初回の第1打席は一ゴロに終わったが、3回の第2打席で二死一塁から、カブスのヘイデン・ウェスネスキの153キロのストレートをはじき返し、2試合連続安打を記録した。

 ところが、この打席で左手を痛めた模様で、6回の先頭打者として向かうはずだった打席で代打を告げられて途中交代。後に左手親指付け根を痛めたことが判明した。米メディア『MLB.com』のレッドソックスを担当するイアン・ブラウン記者が自身のXで「ヨシダは左手を痛めた」と投稿。レッドソックスのファンページ『Boston Strong』もXで「マサタカ・ヨシダは左手を痛めたため、試合から退いた」と、吉田の交代が左手を負傷したことが原因であると伝えた。

 吉田は前日の同戦で6試合ぶりにスタメン復帰し、2回には156キロのストレートを捉えて左翼のグリーンモンスターを直撃する一打を放ち、7回には二塁への安打で出塁して日米通算500得点を達成するなど、5打数4安打と大暴れしていた。

 米メディア『MassLive』レッドソックス担当記者であるクリストファー・スミス記者は自身のXで「マサタカ・ヨシダは2打席目に手を痛めたために退場した。心配だ。レントゲン検査を受けるかどうかはまだわからない」と投稿している。

 ただ、現時点ではレントゲン検査の予定はないようだ。打撃は上昇気配が漂っていただけに、軽症であることを祈りたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]