開幕投手は小島が有力か(C)産経新聞社
2025年のプロ野球は3月28日にセ・パ同時開幕。今年はどんなドラマが待っているのか、一足早く“妄想”開幕オーダーを考えてみたい。
吉井理人監督2年目の昨季は3位に入り、一昨年に続いてAクラスを確保。貯金の数は前年の2個から5個に増えており、確かなチーム力を示すシーズンとなった。
【画像】ロッテ・ポランコが実際にプロポーズに成功したシーン
開幕戦はソフトバンクとのビジターゲーム。相手は有原航平が開幕投手に内定している。現段階の“妄想”開幕オーダーは下記の通り。
(左)岡大海
(二)藤岡裕大
(中)高部瑛斗
(一)ソト
(指)ポランコ
(捕)佐藤都志也
(三)安田尚憲
(右)藤原恭大
(遊)友杉篤輝
(投)小島和哉
ロッテは開幕投手を絞りにくいチームの一つである。吉井監督は12月末の時点で「まだ言えない」と白紙を強調。それだけ「託しても良い」優秀な先発ピッチャーが多いのだろう。
筆頭は小島和哉か。直近2年間はいずれも開幕投手を任されており、昨季もチーム最多の25先発、163回1/3、12勝を記録。調整が問題なく進めば、大役を託されるのではないか。
他の候補は種市篤暉、西野勇士、石川柊太の3人だ。種市は昨季、自身初の規定投球回に到達。パワーピッチは他の追随を許さない。西野も自己最多タイの9勝を挙げ、オフにFA権を行使せず残留を決断。モチベーションは高い。そして、ソフトバンクからFA移籍の石川柊が古巣相手に投げる姿は話題を呼びそうだ。
野手はまず、ネフタリ・ソト&グレゴリー・ポランコの外国人コンビを中軸に据えたい。昨季はソトがリーグ2位の88打点、ポランコが同3位の23本塁打をマーク。引き続き相手に恐怖を与えることだろう。
捕手の佐藤都志也、遊撃の友杉篤輝もほぼ決まり。佐藤はオールスターMVPに侍ジャパン選出を経てひと皮剥けた印象。友杉もスピード感あふれる守備としぶとい打撃で、ポジションを確保するとみる。
内野は二塁と三塁が激戦区。昨季三塁を主に守った中村奨吾が二塁へ再コンバートの見込み。藤岡裕大、小川龍成と激しい争いが見られそうだ。本稿では二塁・藤岡としているが、誰が出てもおかしくない。中村がいなくなった三塁は安田尚憲、上田希由翔、池田来翔の競争か。
外野は高部瑛斗が全快ならばセンターに置きたい。俊足を活かした守備と盗塁技術の高さ、最多安打を獲得した巧打で、攻守のキーマンになり得る。本稿で先発として出した岡大海、藤原恭大以外にも、ベテラン・荻野貴司や角中勝也、大砲の山口航輝が入ることも想定できる。
また、ドラフト1位・西川史礁の起用法にも注目。アピール次第では開幕からスタメンを張ってもおかしくない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]