久保に対してもシビアな評価が飛んだ(C)Getty Images

 決定機を生かせず、痛恨の連敗を喫した。

 久保建英が所属するレアル・ソシエダは、現地時間2月2日(日本時間3日)に行われたラ・リーガ第22節でオサスナと敵地で対戦。

1-2で敗れ、これでリーグ戦3連敗となった。また、公式戦直近5試合でも1勝4敗と苦しい戦いが続いている。

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 この試合でもレアル・ソシエダは相手に先制点を許し、終始、追いかける展開を強いられた。34分にはFWアンテ・ブディミルにゴールを決められビハインドを負うと、74分にもブディミルのヘディングシュートで追加点を奪われた。その後、レアル・ソシエダは後半アディショナルタイムで途中出場のFWオーリ・オスカールソンが得点を挙げるも、反撃は1点止まり。勝ち点を得ることができなかった。

 レアル・ソシエダは右ウイングでスタメン出場した久保をはじめ、何度か好機を生み出しながらもフィニッシュ精度を欠いた。29分には左サイドからFWミケル・オヤルサバルがシュートを狙うもボールは枠の外に。この時、反対サイドからは久保がフリーで走り込んでおり、大きなチャンスを逃す結果に。

 51分では相手PA内で久保が流れてきたボールをキープ。ここでも完全なフリーの状態となり左足でゴールを狙うも、GKの好セーブにあいネットを揺らすことができなかった。また、久保はこの試合でも前半から右サイドでドリブルを仕掛けていたものの、積極的なプレーは得点に繋がらず、78分にピッチを後にしている。

 そして、この試合の久保に対しては、現地メディアによるシビアな見解が並ぶ。『MUNDO DEPORTIVO』では、「今回もレアル・ソシエダの攻撃で最も危険な存在だったが、それだけでは足りなかった。決定的な場面もあったがエリア内であまりにも多くの時間を無駄にしてしまった」と分析する。

 また、『ELDESMARQUE』も背番号14のプレーを振り返り、「(オサスナの監督)ビセンテ・モレノは常に2人でマークをつけ、その網をかいくぐれたのはほんの数回だけだったが、その際も動きが遅かった。ボレーシュートはブロックされ、オヤルサバルのチャンスではフリーの状態だった」などと綴っている。
 
 レアル・ソシエダはこの試合を終え順位が11位へと下がっている。シーズン後半戦、このまま波に乗れない状況が続くのだろうか。チーム、そして久保自身にとっても、まさに正念場を迎えている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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